Synology File Manager
Synology File Managerはサーバーとクライアントで構成されており、お客様のパソコンと Synology NAS の間でファイルに即時にアクセスして転送するために設計されたツールです。Synology File Managerクライアントで、複数のサーバーに接続し必要に応じて ファイルをアップロード/ダウンロードできます。また、簡単にファイル転送ステータスをモニターできます。
注:
- Synology デバイスに Synology File Manager をインストールして管理するには、[admin](または [administrators] グループに属するユーザー) としてログインし、[パッケージ センター] を選択して Synology File Manager をインストールし、右上隅にある [ヘルプ] ボタンをクリックするとことで情報が表示されます。
- Synology File Manager のサーバーにアクセスするにはポート 3362 (TCP) と 3363 (TCP) が開いていなければなりません。
Synology File Manager を構成
Synology File Manager サーバー > [概要]の順に進んで、Windows、Mac、および Ubuntu (32ビットと64ビット) 用 Synology File Manager のクライアント インストーラを検索します。 インストーラをダウンロードし、このセクションにある指示に従ってアプリケーションを構成します。
Synology File Manager のセットアップ方法:
- Windows コンピュータで [スタート] > [すべてのプログラム] > [Synology File Manager] を選択してセットアップ ウィザードを起動します。
- Mac コンピュータで [Finder] > [アプリケーション] > [Synology File Manager] を選択してウィザードを起動します。
- [次へ] をクリックして続行します。
- Synology サーバーの [IP アドレス]、[ユーザー名]、[パスワード] を入力し、[接続] をクリックします。
- Linux コンピューターで、インストーラを解凍 > cd app > ./run の順に進みます。
別のサーバーに接続する:
- メインのアプリ ウィンドウでプラス アイコンをクリックし、接続するサーバーの [IP アドレス]/[DDNS ホスト名]、[ユーザー名]、[パスワード] を入力します。
- [接続] をクリックします。
サーバーから接続を解除する:
- メインのアプリ ウィンドウで接続を解除したいサーバーを探します。
- 「x」をクリックすると、サーバーから接続を解除できます。
注:
- サーバーから切断されると、[タスク マネージャー]にリストされたタスクは削除され再開できません。
サイト マネージャを使う
アドレス帳に新しいサイトを追加して詳細設定を適用する:
- メインのアプリ ウィンドウの右上にある [設定] アイコンをクリックします。
- [設定] 画面でプラス アイコンをクリックし、接続したいサーバーの [IP アドレス]、[ユーザー名]、[パスワード] を入力します。
- 各接続の [ホスト名] を設定したり(オプション)、次の[転送設定] を構成したりすることができます。
- 各接続で同時に転送できるファイルの数を入力
- ファイル ダウンロード用のデフォルトのフォルダを設定します。
- 最大ダウンロード速度とアップロード速度を設定
- 暗号化転送を有効にする
- 転送時の圧縮を有効にする
- [適用] をクリックして、設定を保存します。
アドレス帳からサイトを削除する:
- メインのアプリ ウィンドウで設定アイコンをクリックします。
- [設定] 画面で、左側のリストからリンクを解除したい接続を選択します。
- マイナス アイコンをクリックします。
ファイルの転送
メインのアプリ ウィンドウでタブを切り換えると、別のサーバーで転送するファイルを参照したり、選択することができます。 また、[タスク マネージャー] では同時転送を追跡することもできます。
ファイルを転送する:
- メインのアプリ ウィンドウの左側にあるツリー パネルを使って、コンピュータとサーバーのディレクトリをナビゲートします。 また、検索バーでファイルを検索したり、[名前]、[ファイル形式]、[サイズ]、[変更時刻] によりファイルを並べ替えることも可能です。
- ファイルを転送するには、以下の方法に従ってください。
- サーバーの転送先をナビゲートして、コンピュータからファイルをドラッグ・アンド・ドロップします。
- ホットキーを使って転送元から転送先へファイルをコピーします。
- 右クリックメニューから [コピー] と [貼り付け] を選択して、転送元から転送先へファイルをコピーします。
- 1つまたは複数のファイルを右クリックし、[ダウンロード先…]を選択して特定のダウンロード先を選択します。
- 1つまたは複数のファイルを右クリックし、[デフォルトのフォルダにダウンロード]を選択してファイルをデフォルトのフォルダにダウンロードします。
- すると、ファイルが [タスク マネージャー] に表示されます。
注:
- デフォルトのフォルダをダウンロード先として設定するには、サーバーに接続して[設定] アイコン > 接続を選択し > [ダウンロード設定]に進み、[参照]をクリックして、希望のデフォルト フォルダを構成してください。
- 完全な読み取り権限(フォルダ/実行ファイルのトラバース、フォルダのリスト/データの読み取り、読み取り属性、読み取り拡張促成、読み取り権限)のあるユーザーのみが Synology File Manager からファイルをダウンロードできます。
- 以下の書き込み権限を持つユーザーのみが、Synology File Manager 経由でファイル/フォルダのアップロードまたは作成を行うことができます。 ファイル作成/データ書き込み、フォルダ作成/データ追加、属性の書き込み、および拡張属性の書き込み。
転送状況を監視する:
- [タスク マネージャー] を使用すると、現在の転送状況を監視することができます。 メインのウィンドウで [タスク マネージャー] アイコンをクリックすると、[タスク マネージャー]ウィンドウが表示されます。
- ファイルを選択し、上部のアイコンをクリックすると、転送の停止、開始、一時停止を行うことができます。
- 右端のアイコンをクリックすると、[タスク マネージャー] ウィンドウを拡大できます。
- 画面を展開すると、経過時間、ローカルパスとリモートパス、転送速度など、転送した各ファイルに関する詳細情報を確認できます。
転送に優先順位を付ける:
- [タスク マネージャー] では、転送キュー内で順番を上げたり、下げたりするファイルを選択できます。
- 画面の一番上にある矢印ボタンを使ってファイルの順番を調整してください。
転送ログを表示する:
- メインのアプリ ウィンドウで [ログ] アイコンをクリックすると、ログを表示できます。
- ドロップダウン メニューを使って [ファイル転送ログ] と [イベント ログ] を切り換えた後、検索バーで特定のログを検索してください。
SSL 認証
SSL 認証は Synology File Manager デスクトップ クライアントでサポートされています。 ウェブサイトに接続しようとしたときに未知の SSL 証明書が検出されると、警告メッセージがトリガーされます。 タブのロック アイコンをクリックするとウェブサイトに進んで SSL の詳細を見ることができます。 あなたが、信頼されていないサイトに進むことを決定すると、その決定が記憶され、同じサイトに次回行った時は警告メッセージがトリガーされることはありません。