Webアプリケーション

内蔵された Web Station 機能と PHP サポートがあることで、Synology NAS で簡単にウェブサイトをホストし、ビジネスや個人的な興味のためのダイナミックなウェブサイトを作成することができます。また、パッケージ センターからは、コンテンツ管理、カスタマーリレーションシップ管理、E コマース システムなど、サードパーティのパッケージをダウンロードできます。あなたのウェブサイト用のファイルを保管しておくために、「web」というデフォルトの共有フォルダが作成されます。

注意:

仮想ホストを有効にしてウェブサイトをホストする

仮想ホスト機能を使って、1 台のサーバーで複数のウェブサイトをホストすることができます。作業を始めるには、次の手順に従って 2 つのドメイン名を登録し、仮想ホストを設定する必要があります。

仮想ホストを有効にする:

  1. [仮想ホスト] をクリックします。
  2. 作成] をクリックします。
  3. ウェブサイトのファイルを保存する web 共有フォルダのサブフォルダ名を入力します。
  4. ウェブサイトのホスト名を入力します。
  5. ウェブサイトのポートを入力します。
  6. [OK] をクリックします。

パーソナルウェブサイトを有効にする

パーソナルウェブサイト機能は、ローカル ユーザー、ドメイン ユーザー、LDAP ユーザーが自分専用のウェブサイトをホストできる便利な機能です。

ローカルユーザーの場合

それぞれのローカル ユーザーが固有のウェブアドレス「server-IP/~username」または「server-name/~username」を持ちます。例えば:

  1. 192.168.1.1/~ken
  2. SynologyNAS/~ken

ドメインユーザーの場合

それぞれのドメイン ユーザーが固有のウェブアドレス「server-IP/~domainname%5cusername」または「server-name/~domainname%5cusername」を持ちます。例えば:

  1. 192.168.1.1/~testdomain%5cken
  2. SynologyNAS/~testdomain%5cken

LDAP ユーザーの場合

それぞれの LDAP ユーザーが固有のウェブアドレス「server-IP/~username@domainname」または「server-name/~username@domainname」を持ちます。例えば:

  1. 192.168.1.1/~ken@testdomain
  2. SynologyNAS/~ken@testdomain

注意:

この機能を有効にする前に、ユーザー ホームが有効になっているか確認してください。ローカル ユーザーは、[コントロールパネル] > [ユーザー] > [詳細設定] を選択します。ドメイン ユーザーは、[コントロールパネル] > [ディレクトリ サービス] > [ドメイン ユーザー] > [ユーザー ホーム] を選択します。LDAP ユーザーは、[コントロールパネル] > [ディレクトリ サービス] > [LDAP ユーザー] > [ユーザー ホーム] を選択します。

注意:

この機能を有効にする前に、ユーザー ホームが有効になっているか確認してください。ローカル ユーザーの場合は、[コントロール パネル] > [ユーザー] > [詳細設定] の順に選択します。

パーソナルウェブサイトを作成する方法:

  1. [パーソナルウェブサイトを有効にする] にチェックマークを付けると、ユーザーのホーム ディレクトリに「www」フォルダが自動的に作成されます。
  2. これでユーザーはウェブサイト関連のファイル(例:ウェブページやサウンド ファイル)を「www」フォルダにアップロードできます。
  3. ユーザーがファイルをアップロードするのに適切なアクセス権を持っているか確認してください。

エラーページをカスタマイズする:

  1. エラーページを missing.htmlmissing.htm、または missing.php として保存してください。
  2. 「www」フォルダにファイルをアップロードします。

ユーザーがローカルユーザーのウェブサイトに存在しないページにリンクすると、カスタマイズしたエラーページが表示されます。

サポートと制限:

ローカルユーザーは、以下のパスにあるデータのみアクセスすることができます。