WebDAV Server

WebDAV は、ユーザーがあなたの Synology NAS に保管されたファイルをリモートでアクセスできるようにするための HTTP プロトコルの拡張機能です。

WebDAV Server の構成

WebDAV 接続を有効にする:

  1. WebDAV Server を起動します。
  2. [設定] > [HTTP/HTTPS] の順に移動します。
  3. [HTTP を有効化][HTTPS を有効化] を選択します。デフォルトでは、HTTP ポートは 5005、HTTPS ポートは 5006 に設定されます。ポート番号は、必要に応じてカスタマイズできます。
  4. [適用] をクリックします。

詳細設定を構成する:

[設定] > [詳細設定] で以下の設定が行えます。

速度制限をセットアップする:

ユーザとグループに対して速度制限をセットアップすることで WebDAV 経由のファイル転送の帯域幅使用量をコントロールします。

以下のユーザーとグループの速度制限ポリシーを参照してください。

速度制限を選択後、以下のステップに従って特定のユーザーまたはグループに対して速度制限をカスタマイズできます。

  1. [速度制限の設定] をクリックして、構成画面を起動します。
  2. 異なるアカウント タイプのユーザーとグループは、別々のタブにリストされます。ターゲットのユーザーまたはグループをクリックして設定を構成します。
  3. それぞれのユーザーおよびグループに対して [速度制限] の列から以下のオプションのうちの 1 つを選択してください。
  4. [保存] をクリックします。

注:

別のオペレーティング システムで WebDAV を使う

Synology NAS で WebDAV を有効にした場合、次の手順に従って、Windows、macOS、Linux デバイスでファイルにアクセスしてください。

注:

Windows の場合

Windows のユーザーが WebDAV プロトコル経由で Synology NAS に保存されたファイルにアクセスしたい場合は、非商用利用で無料のドライブ RaiDrive をご使用になることをお勧めします。また、他の WebDAV クライアントのアプリケーションもオンラインで利用可能です。

注:

macOS の場合

macOS のユーザーの場合、Finder を使うと WebDAV を介して Synology NAS に接続することができます。

  1. [Finder] > [サーバーに接続] の順に移動します。
  2. [サーバー アドレス] に Synology NAS の IP アドレスまたはドメイン名を、先頭に「http://」を追加し、末尾に「:5005」(または、WebDAV サービスを有効にした時に指定したその他のポート番号)を追加して入力します。例:「http://pm.synology.com:5005/」
  3. 資格情報を入力します。
  4. [接続] をクリックします。

注:

Linux の場合

Ubuntu またはその他の Linux のユーザーの場合、次の手順に従って WebDAV を介して Synology NAS 上のファイルにアクセスしてください。

Ubuntu で WebDAV を使う:

  1. [場所] > [サーバーに接続] の順にクリックします。
  2. ドロップダウンメニューから WebDAV (HTTP) または WebDAV (HTTPS) を選択します。
  3. 要求された以下の情報を入力し、[接続] をクリックします。
  4. パスワードを入力して [接続] をクリックします。

Linux コマンドラインに WebDAV を使用する:

コマンドラインを使う場合は、コマンドライン WebDAV クライアント cadaver を使用できます。

以前のカレンダーの表示

WebDAV Server のカレンダー機能は Synology Calendar に置き換わりました。アップデート後も既存のカレンダーを見ることができますが、新しいカレンダーを追加することはできません。また、既存のカレンダーは CalDAV クライアントとの同期を停止します。カレンダーを Synology Calendar に移行する方法を調べてください。

カレンダーを表示するには:

  1. [Calendar] ページに移動します。
  2. [カレンダー リストを表示] をクリックしてリストを開きます。