プロキシの導入
DHCP サーバーで使用できるように、または Synology NAS がワイヤレス ルーター モードで稼働するときに、Web Proxy Auto-Discovery (WPAD) を有効にすることによってネットワークにプロキシ サーバーを導入することができます。Web Proxy Auto-Discovery (WPAD) は、ローカルネットワークのクライアント デバイスに自動的にプロキシの設定を行わせます。ユーザーは、ブラウザでプロキシ設定を手動で行う必要はありません。
WPAD を有効にする:
- [Web Proxy Automatic Discovery を有効にする] にチェックマークを付けます。
- [ネットワークのインターフェイス] でプロキシ サーバーを操作するネットワーク インターフェイスを選択します。wpad.dat 構成ファイルがウェブ共有フォルダで自動的に生成されます。Synology DHCP Server の DHCP 構成ファイルも作成されます。
- [適用] をクリックして設定を保存します。
- 次に、自分のルーターで DHCP サーバーを有効にしてあるときには、これを無効にしてください。次のステップでは、Synology NAS で DHCP サーバーを有効にする方法を紹介します。
- [コントロール パネル] > [ネットワーク インターフェイス] の順に選択します。上記で選択したネットワーク インターフェイスを選択し、[編集] をクリックします。
- [DHCP Server] を選択して、[DHCP サーバーを有効にする] にチェックマークを付けます。次に、[Web Proxy Automatic Discovery を有効にする] にチェックマークを付けます。wpad.dat 構成ファイルのファイルパスが URL に自動的に表示されます。
- [OK] をクリックして、設定を保存します。
プロキシ サーバーは透過プロキシとしても機能します。ワイヤレス ルーター モードで Synology NAS を介してインターネットに接続するすべてのクライアンド デバイスを、プロキシ サーバーを通じてインターネット ブラウズ トラフィックにリレーします。
透過プロキシを有効にする:
- [ワイヤレス ルーター モードにプロキシを強制する] にチェックマークを付けます。
- [OK] をクリックして、設定を保存します。
注:
- [ワイヤレス ルーター モードにプロキシ サーバーを強制する] を有効にするときには、Synology NAS はワイヤレス ルーターとして稼働していなければなりません。[コントロール パネル] > [ワイヤレス] > [ネットワーク マップ] を選択し、次に [ワイヤレス ルーター] を選択します。Synology NAS には内蔵 Wi-Fi があるか、USB Wi-Fi アダプタを使ってワイヤレス ルーター モードで作動しなければなりません。
- 透過モードでは、プロキシサーバーの認証は無効になります。