プロキシの導入

DHCP サーバーで使用できるように、または Synology NAS がワイヤレス ルーター モードで稼働するときに、Web Proxy Auto-Discovery (WPAD) を有効にすることによってネットワークにプロキシ サーバーを導入することができます。Web Proxy Auto-Discovery (WPAD) は、ローカルネットワークのクライアント デバイスに自動的にプロキシの設定を行わせます。ユーザーは、ブラウザでプロキシ設定を手動で行う必要はありません。

WPAD を有効にする:

  1. [Web Proxy Automatic Discovery を有効にする] にチェックマークを付けます。
  2. [ネットワークのインターフェイス] でプロキシ サーバーを操作するネットワーク インターフェイスを選択します。wpad.dat 構成ファイルがウェブ共有フォルダで自動的に生成されます。Synology DHCP Server の DHCP 構成ファイルも作成されます。
  3. [適用] をクリックして設定を保存します。
  4. 次に、自分のルーターで DHCP サーバーを有効にしてあるときには、これを無効にしてください。次のステップでは、Synology NAS で DHCP サーバーを有効にする方法を紹介します。
  5. [コントロール パネル] > [ネットワーク インターフェイス] の順に選択します。上記で選択したネットワーク インターフェイスを選択し、[編集] をクリックします。
  6. [DHCP Server] を選択して、[DHCP サーバーを有効にする] にチェックマークを付けます。次に、[Web Proxy Automatic Discovery を有効にする] にチェックマークを付けます。wpad.dat 構成ファイルのファイルパスが URL に自動的に表示されます。
  7. [OK] をクリックして、設定を保存します。

プロキシ サーバーは透過プロキシとしても機能します。ワイヤレス ルーター モードで Synology NAS を介してインターネットに接続するすべてのクライアンド デバイスを、プロキシ サーバーを通じてインターネット ブラウズ トラフィックにリレーします。

透過プロキシを有効にする: