フィアルやフォルダの管理
ファイルやフォルダは、Office のホームページのメイン パネルで表示されています。メイン パネルの上部では、ファイルのパスを表示することや、これをクリックすることで特定のレベルに移動することができます。
Office ホームページの上部のツールバーを使用して、以下のアクションを実行します。または、メイン パネルからの項目を右クリックすることでも、同じアクションを実行することができます。
- 作成:+ ボタンをクリックし、フォルダまたはファイルを作成します。または、お使いのコンピューターまたはお使いの Synology NAS からファイルをインポートします。
- ラベル:1つ以上の項目を選択し、このアイコンをクリックして、選択した項目に既存のラベルを適用します。ここから、新しいラベルを作成することもできます。
- 共有:項目を選択して、このアイコンをクリックし、その他のユーザーと項目を共有します。
- 移動先:[マイ ファイル] で項目を選択し、このアイコンをクリックして、[マイ ファイル] の別の場所に項目を移動します。
- コピー先:項目を選択し、このアイコンをクリックして、Office の別の場所に項目をコピーします。項目をコピーした際に、名前を変更することができます。
- 削除:アイテムを選択し、このアイコンをクリックして、所有者のごみ箱に移動させます。
- その他:アイテムを選択し、このアイコンをクリックして、より多くのアクションをアイテムに対して行います。
上記の機能に加え、Office では、その他の役立つ管理ツールを提供しています。一般的に使用されている機能を以下で詳細に説明します。
ファイルおよびフォルダの作成
ファイルをインポートする:
- Office のホームページで、+ ボタンをクリックし、[インポート] を選択します。
- ファイルのアップロード元を、お使いの Synology NAS またはコンピューターから選択します。
- インポートするファイルを見つけ、選択します。
- [OK] をクリックします。
サポートと制限:
- .docx 形式のファイルのみが、ドキュメントとして Office にインポートできます。
- スプレッドシートとして Office にインポート可能なファイル形式:.xlsx、.xlsm、.xltx、.xltm、.xls、.xlt、.ods、.ots、.csv。
- Office がサポートしている形式(例:フォント サイズ、テキスト色、コメント、ハイパーリンク、チャート タイプ)のみがインポートされます。
- 暗号化されたファイルは、Office にインポートできません。
ファイルやフォルダの名前を変更する:
Office のホームページで、アイテムを右クリックし、[名前の変更] を選択します。また、ファイルを開いた後で、右上隅のタイトルを変更することで、ファイルの名前を変更することも可能です。
ファイルまたはフォルダをダウンロードする:
Office のホームページで、アイテムを右クリックし、[ダウンロード] を選択します。また、ファイルを開いた後に、[ファイル] メニュー > [ダウロード] をクリックすることでファイルをダウンロードすることも可能です。
注意:
- ドキュメントは、.docx ファイルとしてダウンロードされます。
- スプレッドシートは、.xlsx ファイルとしてダウンロードされます。
- フォルダは、.zip ファイルとしてダウンロードされます。
- 複数のファイルを選択して、Office のホームページからダウンロードを行うことも可能です。ホームページから複数のファイルをダウンロードする際、選択されたファイルは .zip ファイルとしてエクスポートされます。
- Office ホームページから暗号化されたフィアルをダウンロードするには、パスワードを入力する必要があります。
ファイルまたはフォルダを削除する:
Office のホームページで、アイテムを右クリックし、[削除] を選択します。また、ファイルを開いた後に、[ファイル] メニュー > [ごみ箱へ移動] をクリックすることでファイルを削除することも可能です。
ファイルまたはフォルダを復元する:
自身のごみ箱で、アイテムを選択し、ツールバーで [復元] アイコンをクリックします。
注意:
- アイテムの編集権限を持つユーザーはすべて、項目を削除することができます。削除された項目は、所有者のごみ箱へ移動され、所有者のみがこれらを復元できます。
ファイルやフォルダをラベルで管理する
ラベルを作成する:
Office のホームページで、メニューパネルの [ラベル] アイコンの隣にある + ボタンをクリックします。
ラベルを作成し、アイテムに追加する:
- Office のホームページで、メインパネルで 1 つ以上のアイテムを選択します。
- ツールバーの [ラベル] アイコンをクリックし、[作成] をクリックします。
- ラベルの名前および色を編集します。
- [OK] をクリックします。新しく作成したラベルは、選択したアイテムに追加されます。
既存のラベルをアイテムに素早く追加する:
以下のいずれかを行います:
- メニュー パネルからラベルをメイン パネルのアイテムにドラッグ アンド ドロップします。
- 1 つ以上のアイテムをメインパネルから、メニュー パネルのラベルにドラッグ アンド ドロップします。
複数のラベルをアイテムに追加する:
- Office のホームページで、メインパネルで 1 つ以上のアイテムを選択します。
- ツールバーの [ラベル] アイコンをクリックします。
- 1 つ以上のラベルを選択します。
- アイテムからラベルを削除するには、不要なラベルの選択を解除します。
- [適用] をクリックします。
ファイルやフォルダの検索
アイテムを検索する:
Office のホームページで、右上隅の検索バーにキーワードを入力します。また、虫眼鏡をクリックして、1 つ以上の以下の条件で検索を絞り込むことも可能です。
- キーワード
- 場所:既存のカテゴリのひとつを選択するか、[カスタマイズ] をクリックして、検索を行う [マイ ファイル] または [私と共有済み] のフォルダを選択します。
- タイプ:フォルダ、ファイル、ドキュメント、またはスプレッドシートから、検索を行うタイプを選択します。
- ラベル:1 つ以上のラベルを選択します。複数のラベルを選択する場合、アイテムは 選択されているラベルが 1 つのみである限り、一致としてみなされます。
- 日付:変更時刻または作成時刻によって検索します。
ファイル バージョンの管理
Office でフィアルの作業をしているときに、バージョンが定期的にサーバーに自動保存されます。そのため、保存せずにファイルを閉じたとしても、情報が失われる心配はありません。各ファイルの完全なバージョンの履歴は保存されます。これには、最終変更時刻やファイルに変更を行ったユーザーが含まれます。
ファイル バージョンの復元またはコピー:
- ファイルを開きます。
- 左のサイドバーの [履歴を表示] アイコンをクリックします。右側で、履歴バージョン リストが含まれるメインウィンドウが表示されます。
- リストのバージョンをクリックし、このバージョンのプレビューがメイン ウィンドウに表示されます。バージョン間の違いが強調表示されます。
- ドキュメント:バージョンおよび以前のバージョンの違いが強調表示されます。また、上部の矢印を使用することで、バージョンにおいて以前または後の変更間を素早く切り替えることができます。
- スプレッドシート:バージョンおよび以前のバージョンの違いが強調表示されます。
- 右下隅の [復元] をクリックし、選択したバージョンにファイルを復元します。これにより、現在のファイルは上書きされます。または、[コピーを作成] をクリックし、別のファイルとして選択したバージョンを保存します。
注意:
- 履歴バージョンの数に上限はありません。
- Office は、新しい履歴バージョンを以下の状況で作成します。
- ドキュメントに行う変更内容に 1000 個のコマンドが含まれる場合(1 個の操作でいくつかのコマンドが含まれる場合があり、そのコマンド カウントは履歴バージョンが作成されるとリセットされます。)
- スプレッドシートに行う変更内容に 100 個のコマンドが含まれる場合(1 個の操作でいくつかのコマンドが含まれる場合があり、そのコマンド カウントは履歴バージョンが作成されるとリセットされます。)
- Office が最初のコマンドを受信してから 10 分後
- ファイルをダウンロード、削除、コピーしたり、スプレッドシートを履歴バージョンに復元したりする場合
ファイルの保護
機密ファイルにはパスワードを追加することができます。これは、ファイルの作成の際、または作成後に行うことができます
暗号で新しいファイルを作成する:
- Office のホームページで、ツールバーの + ボタンをクリックします。
- [暗号化されたファイルを作成] をクリックします。
- [ドキュメント] または [スプレッドシート] を選択します。
- パスワードの入力および確認を行い、[OK] をクリックします。暗号化したファイルが、新しいタブで開きます。
注意:
- 暗号化したファイルのタイトルは、その他のユーザーにも表示されます。
既存のファイルに暗号を追加する:
- Office のホームページで、ファイルを右クリックし、[暗号化] を選択します。または、ファイルを開いた後で、左のサイドバーで [暗号化] アイコンをクリックします。
- 必要に応じて、タイトルを編集することができます。
- [パスワード] フィールドにパスワードを入力します。
- [パスワードの確認入力] フィールドに再度新しいパスワードを入力します。
注意:
- 次のデータは、暗号化されたファイルでは保持されません。
- ラベル
- 共有権限
- お気に入りに追加
- 履歴バージョン
- デフォルトでは、暗号化された後元のファイルはごみ箱に移動します。この設定を変更するには、以下を行います。
- 画面の左下隅で [アカウント] アイコンをクリックし、[設定] > [全般] に移動します。
- [暗号化/復号化後に元のファイルを削除する] のチェックを外します。
暗号化したファイルのパスワードを変更する:
- Office のホームページで、ファイルを右クリックし、[暗号化] を選択します。または、ファイルを開いた後で、左のサイドバーで [暗号化] アイコンをクリックします。
- [パスードを変更] を選択します。
- [パスワード] 欄に現在のパスワードを入力します。
- [新しいパスワード] 欄に新しいパスワードを入力します。
- [再度同じパスワードを入力してください] 欄に新しいパスワードを入力します。
- [OK] をクリックします。
暗号化したファイルの暗号化していないコピーを作成する:
- Office のホームページで、ファイルを右クリックし、[暗号化] を選択します。または、ファイルを開いた後で、左のサイドバーで [暗号化] アイコンをクリックします。
- [非暗号化コピーの作成] を選択します。
- [パスワード] 欄にパスワードを入力します。
- [OK] をクリックします。
ファイルとフォルダの共有
Officeでは、自身のファイルやフォルダを共有したり、他の DSM ユーザーやグループがあなたと共有するファイルやフォルダを管理したりすることができます。その他の DSM ユーザーまたはグループに、表示または編集権限を与えるかは選択することができます。
ファイルが共有されると、複数のユーザーが同時に編集できます。
ファイルやフォルダをパブリックとして共有する:
- Office のホームページで、アイテムを右クリックし、[共有] をクリックするか、ツールバーの [共有] アイコンをクリックします。ファイルを共有するには、ファイルを開いた後に、左のサイドバーで [共有] アイコンをクリックすることができます。
- 他のユーザーのファイルの表示のみ許可するか、または編集も許可するか否かを、[権限] ドロップダウン メニューから選択します。
- パブリック リンクが生成されます。このリンクはすぐに共有できます。このリンクを開くと、新しいブラウザ タブでアイテムが開きます。
- [OK] をクリックします。
その他の DSM ユーザーまたはグループとファイルまたはフォルダを共有する:
- Office のホームページで、アイテムを右クリックし、[共有] をクリックするか、ツールバーの [共有] アイコンをクリックします。ファイルを共有するには、ファイルを開いた後に、左のサイドバーで [共有] アイコンをクリックすることができます。
- [ユーザー/グループ] フィールドで、DSM ユーザー名またはグループ名を入力します。入力を開始すると、DSM ではユーザー名やグループ名の候補が表示されます。
- このユーザーに、このアイテムの表示のみ、または編集も許可するか否かを、ドロップダウン メニューから選択します。
- + ボタンをクリックし、そのユーザーまたはグループと、このアイテムを共有します。複数のユーザーまたはグループを追加できます。
- [OK] をクリックします。
注意:
- ファイルやフォルダは、Office にアクセスできる DSM ユーザーおよびグループとのみ共有できます。[コントロール パネル] > [ユーザー] または [グループ] を選択して、特定のユーザーまたはグループに権限を与えることができます。
非管理者ユーザーによる、ファイルの共有を許可する:
- admin としてログインした後、画面の左下隅にある [アカウント] アイコンをクリックし、[設定] > [管理] タブを開きます。
- [共有] に移動し、[非 admin ユーザーがスプレッドシートを共有できるようにする] を選択します。
- [OK] をクリックします。
注意:
- この機能を無効化すると、非 admin ユーザーは他人に対して、新しい共有権限を取得できなくなります。取得した共有権限のみを削除できます。
ファイルまたはフォルダの所有者の変更
ファイルまたはフォルダの所有権を別の DSM ユーザーに変更することができます。
ファイルまたはフォルダの所有権を変更する:
- Office のホームページで、アイテムを右クリックし、[情報] をクリックするか、ツールバーの [メニュー] アイコン > [情報] をクリックします。または、ファイルを開いた後で、左のサイドバーで [情報] アイコンをクリックします。
- [所有者] フィールドで [変更] をクリックします。
- ドロップダウンメニューから DSM ユーザーを選択します。メニューで表示されたユーザーは、Office へのアクセス権をもつユーザーです。
- [OK] をクリックします。
注意:
- 所有しているアイテムの所有者のみを変更できます。所有者の変更後も、このアイテムを編集する権限は失われません。