データを扱う
本項では、Office がスプレッドシートのデータでの作業に提供する主な機能を説明します。
スプレッドシートの並べ替え
スプレッドシートを並べ替える:
- スプレッドシートを開きます。
- 並べ替えるセル範囲を選択します。
- [データ] メニュー > [並べ替え] をクリックするか、選択したセルを右クリックして、[並べ替え] を選択します。
- 並べ替えたい列を選択し、昇順または降順のどちらで並べ替えるかを選択します。
- 並べ替え規則を追加するには、[次の並べ替え] ドロップダウン メニューで列を指定します。 規則に基づいて並べ替えの優先度が決まります。
注:
- 結合したセルがある範囲は並べ替えることができません。
データの絞り込み
データを絞り込む:
- スプレッドシートで範囲を選択した後、[データ] メニュー > [フィルタ] をクリックするか、ツールバーで [フィルタ] アイコンをクリックすると、フィルタを作成できます。
- 選択した範囲内で列のヘッダーでフィルタ セレクタ (小さい逆三角) をクリックします。
- 次の方法で列を絞り込みます。
- 列を並べ替える: [並べ替え(A から Z)] または [並べ替え(Z から A)] をクリックします。
- 条件で絞り込む: 逆三角形をクリックしてドロップダウン メニューから条件を選択し、必要であれば [値] 欄に入力します。
- 値で絞り込む: リストで値をチェック/チェック解除するか、検索欄に値を入力して、維持する/非表示にする値を探します。 [すべて選択] にチェックマークを付けるか、チェックマークを外すと、すべてのチェックボックスをチェック/チェック解除することもできます。
注:
- 範囲を条件と値で同時に絞り込むと、SpreadSheet は範囲を条件でのみ絞り込みます。
- 条件で絞り込む場合は、[値] 欄に公式を入力することはできません。
- フィルタを適用した後で値を変更したセルにはフィルタは適用されません。 たとえば、「3以上」という条件を持つフィルタを適用した後、セルの値を4から2に変更すると、このセルは表示されます。
- フィルタ ビューもサポートされています。他のユーザーが同じ spreadsheet を見ているか否かに関係なくデータをフィルタにかけることができます。
データ認証を使う
データ認証を適用する:
- スプレッドシートで範囲を選択した後、[データ] メニュー > [データの検証] をクリックするか、範囲を右クリックして [データの検証] を選択します。
- [セルの範囲] 欄に範囲を入力します。 または、グリッド アイコンをクリックしても範囲を選択できます。 Ctrl を押したままにすると、複数の範囲を選択できます。
- [規則] ドロップダウン リストから規則タイプを選択します。
- ヘルプメッセージを表示するかどうかを選択します。 規則タイプにはそれぞれ相当するデフォルトのヘルプ メッセージがあり、編集することができます。
注:
- 空のセルにマウスを合わせると、ツールチップとしてヘルプ メッセージが表示されます。
- セルに無効な値が含まれている場合は、警告メッセージが表示されます (下記参照)。
- 無効な値を含むデータを入力したとき、SpreadSheet に [警告を表示する] か [入力を拒否する] 化を選択してください。
- [Save] をクリックします。
注:
- [警告を表示する] を選択すると、セルの右上に赤い三角形が表示されます。 赤い三角形にマウスを合わせると、警告メッセージが表示されます。
- [入力を拒否する] を選択すると、入力したデータを拒否するダイアログが表示されます。
条件付きフォーマット規則の適用
条件付きフォーマットを適用する:
- [フォーマット] メニュー > [条件付きフォーマット] をクリックすると、設定画面が開きます。
- [作成] をクリックして、新しい条件付きフォーマット規則を作成します。または、既存の規則をダブルクリックすると、それを編集できます。
- [セルの範囲] 欄に範囲を入力します。 または、グリッド アイコンをクリックしても範囲を選択できます。 Ctrl を押したままにすると、複数の範囲を選択できます。
- [規則] ドロップダウン リストから規則タイプを選択します。
- 選択した規則のタイプに値が含まれる場合は、[値またはフォーミュラ] 欄に値を入力してください。 値は次のいずれかのタイプになります。
- 上記の条件に合うセルに適用したいフォーマット スタイルを構成します。
- [OK] をクリックします。
注:
- 範囲内で異なる規則が重複する場合は、Office は規則リストでより優先順位の高い規則を優先します。 規則をドラッグ・アンド・ドロップすると、順番を変更できます。
- 条件付きフォーマット スタイルが、セルにもともと適用されていたスタイルに上書きします。 たとえば、セルの元の背景色が青ですが、このセルにセルの背景色を緑にするという条件付きフォーマット規則に合致する場合は、このセルの背景色は緑になります。
範囲名を定義
範囲の定義方法:
- [データ]メニュー > [定義済み範囲名]を開きます。
- [作成]をクリックして、好みの名前を入力します。
- [範囲]フィールドで、あなたが定義したいセルの値の範囲を選択または入力します。.
- [OK] をクリックします。
規則名の制限:
- 規則名の最初の文字は、文字、バックスラッシュ、またはアンダーラインでなければなりませんが、その他の文字は、文字、数字、ピリオド、およびアンダーラインを使用できます。
- 規則名には、例えば、A5、R2C3、123、または TRUE などのセルの値、純粋な数字、またはブール定数は使用できません。
- 大文字と小文字は区別されません。 したがって、「NamedRange」と「namedrange」は同じとみなされます。
定義済み範囲の制限:
- 定義された範囲のセルの値は、sheet!A1:B2 などの対応するスプレッドシートの名前を含まなければなりません。
- 公式は範囲値としてサポートされていません。
チャートの挿入
Office では、11 種類のチャートがサポートされています。これらは、数値データを視覚的に表し、スプレッドシートの機能性を高めるのに役立ちます。
- 縦棒グラフ
- 積み上げ縦棒グラフ
- 棒グラフ
- 積み上げ横棒グラフ
- 面グラフ
- 積み上げ面グラフ
- 折れ線グラフ
- 積み上げ折れ線グラフ
- 円グラフ
- 散布図
- コンボチャート
チャートを挿入する:
- チャートを作成する、データを持つセルを選択します。
- [挿入] メニュー > [チャート] をクリックするか、ツールバーから [チャート] アイコンをクリックします。 これにより、チャート エディターが開きます。
- [チャート] タブで、チャート タイプを選択します。 ここから、データ範囲を編集することや、最左端または上部の行をヘッダーとして使用するかを決めることができます。
- [詳細設定] タブに切り替え、チャート タイトル、x 軸タイトル、y 軸タイトルの編集を行います。 コンボチャートを選択した場合は、コンボチャート内で 2 つのチャートタイプを調整することも可能です。
- ウィンドウの右側でチャートのプレビューを行います。
- [適用] をクリックします。
- チャートを再び編集するには、チャートをクリックし、[編集] をクリックしてチャート エディターを開きます。