全般
デフォルトのロケール設定
[設定] > [プロフィール] で選択できる Office での表示言語に加え、ユーザーの言語や地理数値、通貨、日付の形式の変更を行うことも可能です。 以下の手順に従い、すべてのスプレッドシートのデフォルトのロケールを変更します。
- [アカウント] アイコン > [設定] > [Office] > [デフォルトのロケール] をクリックします。
- デフォルトのロケールは、ブラウザのロケールと同じになります。 ドロップダウン メニューからロケールを選択し、デフォルトのロケールを変更します。
- [OK] をクリックします。
注:
- 現在のスプレッドシートのロケール設定に調整したい場合は、[ファイル]メニュー > [Spreadsheet 設定]を開き、ドロップダウン メニューからロケールを選択します。
Synology Office ファイルと Microsoft ファイルの互換性
Microsoft Office ファイルを Synology Office ファイルに変換する方法:
Office パッケージをインストールすると、Drive で以下の機能を使用できます。
- 複数のユーザーのオンライン コラボレーションをサポートする、ドキュメント、スプレッドシート、およびスライドを作成します。
- 個人的なファイルの保護のために暗号化されたドキュメント、スプレッドシート、およびスライドを作成します。
- 以下のステップに従い、Microsoft Office ファイルを Synology Office ファイルに変換します。
- 以下のセクションに記載された形式の Microsoft ファイルの上で右クリックします。
- [Office ファイルへ変換]オプションをクリックします。
- Microsoft Office ファイルが新しいSynology Officeファイルに変換されます。
- Synology Office ファイルを Microsoft Office ファイルとしてダウンロードするには、Synology Office ファイルを右クリックして[ダウンロード]を選択します。
変換にサポートされているファイル形式:
- ドキュメント: .docx (ドキュメント ビューアー*がインストールされていると、次の形式もインポートできます。 .doc、.odf、および.rtf)
- Spreadsheet: .xlsx、.xlsm、.xltx、.xltm、.xls、.xlt、.ods、.ots、.csv
- スライド: .pptx
Synology Office ファイルを Microsoft Office ファイルとしてダウンロードする方法
ダウンロードしたいファイルを開いた後で、[ファイル]メニュー > [ダウンロード]の順に進みます。 ファイルは以下のタイプとしてダウンロードされます。
- ドキュメント: .docx、.odt
- Spreadsheet: .xlsx、.ods
- スライド: .pptx
注:
- Office がサポートしている形式(例:フォント サイズ、テキスト色、コメント、ハイパーリンク、チャート タイプ)のみが変換されます。
- 暗号化されたファイルは、Office にインポートできません。
テンプレートの管理
Office パッケージはさまざまな内蔵のテンプレートを提供します。すべてのユーザーがこれを使用してファイルを作成できますが、編集、共有、削除、または改名は許可されません。 しかし、ユーザーは自分自身のカスタマイズされたテンプレートを持って、その編集、共有、削除、改名、および公開を行うことができます。 テンプレートのページに行くには、[ファイル] > [テンプレートからの新規ファイル]をクリックします。
カスタマイズしたテンプレートを作成する方法:
- テンプレートとして保存したい既存のファイルを開きます。
- [ファイル]メニューを開き、[テンプレートとして保存]をクリックします。
- テンプレートの名前を指定します。
注:
- 元のファイルの履歴バージョンと暗号化設定はテンプレートに保存されません。また、コメントや改訂も保存されません。
テンプレートを共有する方法:
ツールバーの [共有] アイコンをクリックします。 テンプレートを共有したい人を選択し、また付与したい権限のタイプを選択します。テンプレートの共有後、権限のあるユーザーはそれを Drive ポータルの+ > [テンプレートから]をクリックするか、あるいは Office のエディタで [ファイル] > [テンプレートからの新規ファイル]をクリックして見ることができます。
テンプレートは以下と共有できます。
- ユーザー: テンプレートにアクセスできる特定のユーザーと。
- グループ: テンプレートにアクセスできる特定のグループのユーザーと。
- 内部: Drive にアクセスしてテンプレートにアクセスできるすべての内部ユーザーと。
テンプレート共有のための権限タイプには以下があります。
- 編集:管理権限を与えられたユーザーは、テンプレートの編集、共有、削除、および改名ができます。
- 表示: 表示権限を持つユーザーは、テンプレートで新規ファイルを作成することのみができます。
注:
- 管理者権限を持つユーザーはすべてのテンプレートを管理できます。
テンプレートの URL を共有する方法:
URL 経由でテンプレートを共有するには、ツール バーで共有アイコンをクリックして、テンプレートの共有リンクをコピーし、そのテンプレートを共有したい人に送信します。
リンクを受信して開いた後で:
- 表示権限を持つユーザーは表示モードに案内されます。
- 編集権限を持つユーザーも表示モードに案内されますが、編集に切り替えることも可能です。.
- 権限のないユーザーは[アクセスをリクエスト]ページに案内されます。
テンプレートの仕様
内蔵テンプレートの場合、テンプレート ページからそれをプレビューし、それを使ってファイルを作成することができるのみです。 他のユーザーと共有したテンプレートの場合、表示の権限を持つテンプレートでファイルを表示して作成することができます。その一方、編集する権限のあるテンプレートの場合、改名、削除、編集、および公開ができます。 詳細については、下記をご覧ください。
テンプレートの編集と公開方法:
- 他の通常のファイルと同様にテンプレートを編集できます。
- 編集の完了後、テンプレートを公開して、そのテンプレートでファイルを作成したユーザーがその完成バージョンを使用していることを確認してください。
注:
- ファイルがテンプレートとして保存されると、システムはそれがすでに公開されていると見なします。
- テンプレートの URL でテンプレートにアクセスする場合、ユーザーは、まだ編集中のテンプレートのバージョンではなく、一番最近公開されたテンプレートのバージョンを見ます。
- テンプレートのコメント、改訂、およびバージョン履歴は、そのテンプレートで作成されたファイルには保存されません。
ファイル バージョンの管理
Office でフィアルの作業をしているときに、バージョンが定期的にサーバーに自動保存されます。そのため、保存せずにファイルを閉じたとしても、情報が失われる心配はありません。 各ファイルの完全なバージョンの履歴は保存されます。これには、最終変更時刻やファイルに変更を行ったユーザーが含まれます。
ファイル バージョンの復元またはコピー:
- ファイルを開きます。
- 左のサイドバーの [履歴を表示] アイコンをクリックします。 右側で、履歴バージョン リストが含まれるメインウィンドウが表示されます。
- リストのバージョンをクリックし、このバージョンのプレビューがメイン ウィンドウに表示されます。 各バージョン間の違いにハイライトを当てるため、[記録を非表示]モードを[記録を表示]に切り替えることができます。
- 名前のないバージョンの右端にある[その他]アイコンをクリックして、[名前のバージョン]を選択することで、そのバージョンに対する名前を指定できます。
- また、名前の付いたバージョンの右端にある[その他]アイコンをクリックして、[名前の変更]または[名前を削除]を選択することで、バージョンの名前を変更または削除することができます。
- 右下隅の [復元] をクリックし、選択したバージョンにファイルを復元します。これにより、現在のファイルは上書きされます。 または、[コピーを作成] をクリックし、別のファイルとして選択したバージョンを保存します。
注:
- 履歴バージョンの数に上限はありません。
- Office は、新しい履歴バージョンを以下の状況で作成します。
- ドキュメントに行う変更内容に 1000 個のコマンドが含まれる場合 (1個の操作でいくつかのコマンドが含まれる場合があり、そのコマンド カウントは履歴バージョンが作成されるとリセットされます)。
- スプレッドシートに行う変更内容に 100 個のコマンドが含まれる場合 (1個の操作でいくつかのコマンドが含まれる場合があり、そのコマンド カウントは履歴バージョンが作成されるとリセットされます)。
- スライドに行う変更内容に 1000 個のコマンドが含まれる場合(1 個の操作でいくつかのコマンドが含まれる場合があり、そのコマンド カウントは履歴バージョンが作成されるとリセットされます)。
- Office が最初のコマンドを受信してから 10 分後。
- ファイルをダウンロード、削除、コピーしたり、スプレッドシートを履歴バージョンに復元したりする場合。
- [ファイル]メニュー > [バージョン履歴] > [現在のバージョンに名前を付ける]をクリックして、ファイルの現在のバージョンに名前を付けます。
ファイルを暗号化
機密ファイルにはパスワードの保護を追加することができます。これは、ファイルの作成の際、または作成後に行うことができます
暗号で新しいファイルを作成する:
- [ファイル]メニュー > [新しい暗号化ファイル]をクリックします。
- [ドキュメント]、[Spreadsheet]、または[スライド]を選択します。
- パスワードの入力および確認を行い、[OK] をクリックします。 暗号化したファイルが、新しいタブで開きます。
注:
- 暗号化したファイルのタイトルは、その他のユーザーにも表示されます。
既存のファイルに暗号を追加する:
- ファイルを開いた後で、左のサイドバーで [暗号化] アイコンをクリックします。
- 必要に応じて、タイトルを編集することができます。
- [パスワード] フィールドにパスワードを入力します。
- [パスワードの確認入力] フィールドに再度新しいパスワードを入力します。
注:
次のデータは、暗号化されたファイルでは保持されません。
- ラベル
- 共有権限
- お気に入りに追加
- 履歴バージョン
暗号化したファイルのパスワードを変更する:
- ファイルを開いた後で、左のサイドバーで [暗号化] アイコンをクリックします。
- [パスードを変更] を選択します。
- [パスワード] 欄に現在のパスワードを入力します。
- [新しいパスワード] 欄に新しいパスワードを入力します。
- [再度同じパスワードを入力してください] 欄に新しいパスワードを入力します。
- [OK] をクリックします。
暗号化したファイルの暗号化していないコピーを作成する:
- ファイルを開いた後で、左のサイドバーで [暗号化] アイコンをクリックします。
- [非暗号化コピーの作成] を選択します。
- [パスワード] 欄にパスワードを入力します。
- [OK] をクリックします。
Office ファイルの共有
その他の DSM ユーザーまたはグループに、表示、編集、コメント、または管理の権限を与えるかどうかを選択することができます。 ファイルが共有された後で、被招待者の参加者は通知を受け取ります。
リンク権限の共有:
ツールバーの [共有] アイコンをクリックします。 [権限]ドロップダウン メニューで次のいずれかのオプションを選択します。
- プライベート - 招待された人のみがアクセスできます
あなたが以下で招待したアカウントのリストは、それに対応する権限に従ってアイテムにアクセスできます。
- 内部 - アカウントを持つ人は誰でも表示/編集可能
DiskStation の Drive にアクセスできる権限を持つすべてのアカウントが、ログインしたときにアイテムにアクセスできます。
- パブリック - 誰でも表示/編集可能
誰でもログインなしでリンクを通してアイテムにアクセスできます。
アカウントを招待する方法:
- [ユーザー/グループ] フィールドで、DSM ユーザー名またはグループ名を入力します。 入力を開始すると、DSM ではユーザー名やグループ名の候補が表示されます。
- このユーザーまたはグループに、このアイテムの表示、管理、またはコメントのみを許可するか否かを、ドロップダウン メニューから選択します。
- +ボタンをクリックし、そのユーザーまたはグループと、このアイテムを共有します。 複数のユーザーまたはグループを追加できます。
- [OK] をクリックします。
注:
- ファイルやフォルダは、Drive にアクセスできる DSM ユーザーおよびグループとのみ共有できます。 [コントロール パネル] > [ユーザー] または [グループ] を選択して、特定のユーザーまたはグループに権限を与えることができます。
バックアップと復元
[Hyper Backup] を活用すると、Office をローカルまたはリモートのディスティネーションにバックアップし、パッケージの設定とデータを以前の状態に戻すことができます。 Drive と Office の両方を同時にバックアップする必要があります。なぜなら、Synology Office ファイルは1台の Drive で管理されるからです。詳細な情報は[Drive ヘルプ] > [バックアップと復元]を参照してください。