Migration Assistant
Migration Assistant は、1つの Synology NAS から新しいものにデータを移行させるためのアプリケーションです。簡単な数ステップのセットアップだけで、このツールは従来型の移行プロセスを合理化し、シームレスにシステムの設定とデータを移行します。
移行元と移行先の Synology NAS
この Migration Assistant の説明では、データが移動される元の Synology NAS を移行元Synology NAS または移行元デバイスと呼び、新しい Synology NAS を移行先Synology NAS または移行先デバイスと呼びます。
移行可能なアイテム
Migration Assistant は、すべてのサービスとデータを新しい Synology NAS へ移行させるように設計されています。以下は移行可能なアイテムです。
- データ (ボリューム/ブロックレベル LUN 単位で移行)
- パッケージ、パッケージ設定およびデータ
- システム設定:
注:
- ファイアウォールとDHCPサーバーは移行されます。ただし、デフォルトではそれらのサービスは移行先デバイスでは無効に設定されます。
移行できないアイテム
以下のアイテムは Migration Assistant で移行できません。
- 移行先デバイスの DSM のバージョンは変わりません。
- Synology アカウントの設定
- ライセンス
- コントロール パネルのネットワーク設定
- サーバー名、デフォルト ゲートウェイ、[全般] タブ中の IPv6 デフォルト ゲートウェイ
- ネットワーク インターフェイス (VPN プロファイル、IPv6 トンネリング、IPv4 設定中の MTU 値、および 802.1X を除く)
- スタティックルート
- コントロール パネルの外部アクセス設定
- [コントロール パネル] > [通知] におけるプッシュ サービス設定
- デスクトップのウイジェットとタスクバーの設定
- Virtual Machine Manager の設定
注:
- Migration Assistant を移行先デバイスにインストールします。
- 移行元デバイスに必要な DSM のバージョンは DSM 6.0 以降です。しかし、当社は DSM 6.0.3、6.1.7、あるいは 6.2.2 にアップグレードすることを推奨します。
- 移行先デバイスに必要な DSM のバージョンは DSM 6.2.2 以降です。
- Migration Assistant は移行元/移行先デバイスとして特定の Synology NAS モデルをサポートします。詳細は、この説明をお読みください。