進行とステータス
このページは、現在の移行タスクの進捗状況かステータス、あるいは前回の移行タスクの結果を表示します。
移行タスクの管理
移行タスクを休止する:
- 移行タスクを一時停止するには、[一時停止] をクリックします。
注:
- タスクを休止している間、移行先デバイスは復元可能な状態にタスクを戻す必要があります。したがって、タスクが完全に休止するまで少し時間がかかることがあります。
移行タスクを再開する:
- 移行タスクを再開するには、[再開] をクリックします。
移行タスクをキャンセルする:
- 移行タスクをキャンセルするには、[キャンセル] をクリックします。
- 確認ウィンドウが表示されます。[はい] をクリックして確定してください。
注:
- キャンセル後、システムはシステム エラーを防ぐために現在の移行ボリュームまたは LUN を削除します。したがって、タスクが完全にキャンセルされるまで少し時間がかかることがあります。
- キャンセル後、移行を終えたボリュームまたは LUN は削除されません。それは移行先デバイス上で維持されます。
システムフェイズで移行先デバイスを再起動する:
移行処理を完了するには、移行先デバイスを再起動して、設定を適用し、新しい変更を再同期して、2つのデバイス間の接続を切る必要があります。
- 移行先デバイスを再起動するタイミングには、ダイアログが現われます。
- 移行先デバイスを再起動する前に、ソース デバイスでサービスを処理する方法を選択してください。
- すべてのサービスを実行し続ける。手動で停止して転送できます。ソースデバイスのパッケージとサービスすべては、移行完了後に利用可能になります。追加の設定 (ファイアウォールルールの設定など) を設定する場合は、このオプションを選択します。または、しばらくの間ソースデバイスを使用し続けた後で、移行先デバイスに切り替えます。移行先デバイスの再起動後は、移行元デバイスに行われた変更行は一切転送されないことにご注意ください。
- すべてのファイル サービスとパッケージを無効にする。移行完了後すぐにすべてのサービスをこのデバイスへ移行できます。このオプションを選択すると、[今すぐ再起動] をクリックした後に、ソース デバイスのすべてのファイル サービスとパッケージを停止します。これにより、この時点からソース デバイスに対して変更が行われないようにすることができます。ソース デバイスをすぐに移行先デバイスに置き換える場合は、このオプションを選択します。
- 移行先のデバイスを再起動して移行プロセスを完了する準備ができたら、[今すぐ再起動] をクリックします。
すべてのサービスを移行先デバイスに引き継ぐ:
すべてのサービスを移行元デバイスから引き継がせるには、移行先デバイスでの手動による設定が必要になります。必要となる追加設定についての詳細は[詳細]をクリックしてください。移行先ですべてのサービスが適切に動作するようにするための詳細なガイドとして、このチュートリアルを参照してください。
注:
- 異なるパッケージ アーキテクチャを持つ複数の Synology NAS 間で移行をする場合、移行プロセスの終了後に手動でパッケージを修復する必要があります。パッケージを修復するには移行先デバイスのパッケージ センターに進みます。
- 異なる DSM のバージョンを持つ2つの Synology NAS 間を移行する場合、移行元デバイスの一部のパッケージのバージョンは移行先デバイスの DSM のバージョンと互換性をもたない可能性があります。また、移行タスクが完了した後でアップデートが必要になります。パッケージを修復するには移行先デバイスのパッケージ センターに進みます。
移行サマリーをチェックする:
移行タスクが完了したら、[概要] ボタンをクリックすると移行タスクについての概要を見ることができます。
マイグレーションログを表示する:
Migration Assistantによって実行される操作の記録を見るには、移行プロセス中あるいはその後いつでもログボタンをクリックしてください。ログをhtml または .csvファイルにエクスポートすることもできます。
新しい移行タスクを開始する:
移行タスクが成功するかキャンセルされると、新しい移行を始めることができます。
- 新しい移行タスクを始めるには [新しいタスクを実行] をクリックしてください。
- 移行ウィザードが提供した指示に従って移行タスクのセットアップを完了してください。詳細については、移行ウィザードのページを参照してください。
トラブルシューティング
このセクションでは、問題について、また移行が正常に機能するようにそれぞれの問題を解決する方法を紹介します。
移行タスクが遅い場合の対処:
サービスが依然として移行元デバイスで実行されている場合、Migration Assistant は移行元デバイスでのサービスの品質を維持すべく、移行速度を自動的に最低速度である30MB/秒に下げます。あまり重要でないサービスやスケジュールバックアップ、同期タスクを止めることで、移行速度を上げることができます。
移行元デバイスでの移行設定の残りに対する対応:
移行中に2つのデバイス間の接続が切れた場合に、移行先デバイスで移行タスクを強制的にキャンセルすると、移行設定のいくつかが移行元デバイスに残ってしまいます。移行元デバイスに移行設定が残っている場合、別の移行タスクにそれを組み合わせることができなかったり、システム設定ができなくなるなどの問題が発生します。そういった問題を解決するには、移行元デバイスで [コントロール パネル] > [タスクスケジューラ] に進み、[Migration Assistant Task Cleaner] を選択し、[実行] をクリックします。