セキュリティ(* 管理者のみ)

このページには、システムや Mail Server のユーザーを保護するために、スパム フィルタ、ウイルス対策スキャニング、ブラックリストとホワイトリストの規則を有効にするオプションがあります。

スパム

迷惑メールの受信を管理して、阻止します。

SpamAssassin スパムフィルタを有効にする:

  1. コンテンツ一致規則に従ってスパムをフィルタ化するには、[SpamAssassin フィルタ エンジンを有効にする] にチェックマークを付けます。
  2. スパム メールを削除する日を [スパム間隔を削除] 欄で指定します。
  3. [SpamAssassin の設定] ボタンをクリックすると、その他のオプションも表示されます。
  4. [OK] をクリックして設定を保存します。

注:

DNS ベースのブラックホール リスト スパム フィルタを有効にする:

コンピュータまたはネットワークの IP アドレスのリストで DNS ベースのブラックホール リスト スパム フィルタを有効にすると、インターネット ドメイン名サービスを介して発行されたスパムをフィルタ化できます。

  1. [DNS ベースのブラックホール リスト フィルタを有効にする] にチェックマークを付けます。
  2. [DNSBL サーバー] ボタンをクリックして、DNSBL サーバーのリストを管理します。
  3. [作成] をクリックして、サーバーとサーバーのタイプを指定します。[OK] をクリックします。
  4. DNSBL サーバーを編集するには [編集] をクリックします。
  5. DNSBL サーバーを削除するには [削除] をクリックします。

スパムメールの量を減らすには:

  1. [高度なアンチスパム設定] ボタンをクリックします。
  2. 選択した条件に合った E メールを拒否するように、チェックマークを付けてください。

ウイルス対策

ウイルス対策を有効にして、着信メッセージと送信メッセージをすべてウイルス スキャンします。感染したメッセージが検出されると、システムがそのメッセージを削除して送信者に通知します。

注:

ブラックリストとホワイトリスト

[ブラックリストとホワイトリスト] 機能は、さまざまな条件(送信者、ドメイン、メール クライアントの IP アドレスなど)に基づいて、メッセージを拒否、破棄、許可します。例えば、特定の E メール アドレス(例:「menelaus@argos.com」)、ドメイン(例:「argos.com」)、特定の IP アドレス(例:「192.168.123.456」)のメール クライアントなどから送信されるメッセージを常に拒否することができます。

ブラックリストとホワイトリストの規則を作成する:

  1. [ブラックリストとホワイトリスト] ボタンをクリックします。
  2. [作成] をクリックします。
  3. 規則の条件を指定します。
  4. 条件に一致したメッセージをどう処理するかを選択します。
  5. [終了] をクリックして設定を保存します。

規則の優先度:

  1. 複数の規則タイプに一致するメッセージは、次の順番で処理されます。[メール クライアントの IP アドレス] > [送信者の規則] > [受信者の規則]
    • 例えば、次の 2 つの規則があります。
      1. メール クライアントの IP アドレス:192.168.48.15 --> 拒否する
      2. 「発信者:」記載されているアドレス:username@mail.com --> 受け入れる
      この場合、「username@mail.com」から送信されたメッセージで、メッセージを送信したクライアントの IP アドレスが「192.168.48.15」の場合、メール クライアントの IP アドレスの規則が優先権を持つためメッセージは拒否されます。
  2. 規則の内容が一致しても、取られるアクションは異なります。拒否する > 破棄する > 同意するの順です。

注:

毎日の送信量を設定する:

  1. [1日の送信量制限を有効にする] にチェックマークを付けます。
  2. ユーザーが1日に送信できるEメールの数を制限するために、その数を入力します。送信量制限を設定したくない場合は、0 を入力してください。
  3. 特定のユーザーに個別に1日の送信量を設定するには、[詳細設定] ボタンをクリックします。

添付ファイルの形式によってEメールを絞り込む:

  1. [添付ファイル フィルタ] ボタンをクリックします。
  2. [作成] をクリックしてファイル形式を入力します。リストされている形式の添付ファイルが含まれたEメールは拒否されます。

注:

コンテンツスキャン

危険なコンテンツが含まれていないか、システムにメッセージをスキャンさせることができます。

危険なコンテンツをスキャンする:

  1. [危険コンテンツスキャンを有効にする] にチェックマークを付けます。
  2. 選択したいオプションにチェックマークを付けます。
  3. [OK] をクリックして設定を保存します。

認証

認証メカニズムを有効にして、入ってくるEメールを認証し、スパムの数を減らすことができます。

SPF 認証を有効にする:

  1. [SPF 認証を有効にする] にチェックマークを付けると、送信者のIDを認証し、偽造された送信者アドレスを検出することができます。
  2. 必要であれば、[SPF ソフトフェイルを拒否] にチェックマークを付けてください。認証結果がソフトフェイルになったEメールは拒否されます。

DKIM を有効にする:

  1. [DKIM を有効にする] にチェックマークを付けると、発信するEメールに署名し、入ってくるEメールと送信者の署名を認証します。
  2. 選択した DKIM セレクタ接頭辞を入力し、[パブリックキーを作成する] ボタンをクリックすると、パブリックキーが作成されます。
  3. 別のメールサーバーが DKIM 署名を認証できるように、TXT 記録を使ってパブリックキーを DNS 記録に追加、更新してください。TXT 記録は次のように追加されます。

DMARC を有効にする:

  1. [DMARC を有効にする] にチェックマークを付けて、送信者のEメール ドメインを認証します。
  2. 送信するEメールが他のメール サーバーの DMARC 認証に合格するように、TXT 記録を使って DNS 記録を更新してください。TXT 記録は次のように追加されます。