サービス
Synology MailPlus Server が使用するプロトコルを管理して、それが他のメール サーバーおよびサードパーティ クライアントと通信できるようにすることができます。
プロトコル
[プロトコル] タブでは、SMTP の設定、ネットワーク インターフェイス、IMAP/POP3 の設定、および全文検索機能を構成できます。
SMTP
SMTP が、MailPlus Server を他のメール サーバーおよびクライアントと通信できるようにします。
- [サービス] > [プロトコル] > [SMTP] の順に進みます。
- 以下の SMTP 関連のプロトコルを有効にします。
- SMTP を有効にする:チェックを入れると、MailPlus Server が SMTP 経由で他のメール サーバー/クライアントと通信できるようになります。
- アカウント タイプ:メール サービスの使用を許可されているユーザー タイプ (ローカル ユーザー、LDAP ユーザー、ドメイン ユーザーなど) を選択します。
- Port(ポート):SMTP 接続のポートを割り当てます。デフォルトのポートは25です。
- SMTP-SSL/TLS を有効にする:チェックを入れて、MailPlus Server と他のメール サーバー間、あるいは TLS を備えたクライアント間の SMTP 接続を暗号化します。
- SMTP-STARTTLS を有効にする:チェックを入れて、MailPlus Server と他のメール サーバー間、あるいは STARTTLS を備えたクライアント間の SMTP 接続を暗号化します。
- 設定を保存します。
注:
- SMTP-STARTTLS を MailPlus Server で有効にして、[コントロール パネル] > [セキュリティ] > [詳細設定] で [TLS/SSL プロファイル レベル] を [最新の互換性] に設定している場合、一部のメール クライアント (Outlook 2016 など) は、接続を確立できないことがあります。互換性を改善するには、[TLS/SSL プロファイル レベル] を [標準の互換性] に変更してください。
ネットワーク インターフェイス
SMTP、POP3、および IMAP の各サービスを1つのネットワーク インターフェイスにバインドできます。
- [サービス] > [プロトコル] > [ネットワーク インターフェース] の順に進みます。
- ドロップダウンメニューから LAN インターフェースを選択します。
- 設定を保存します。
IMAP/POP3
IMAP と POP3 がサードパーティ メール クライアント (例えば Apple Mail や Microsoft Outlook など) が MailPlus Server 上のメールにアクセスすることを有効化します。
- [サービス] > [プロトコル] > [IMAP/POP3] の順に進みます。
- 以下プロトコルを有効化:
- POP3 を有効にする:チェックを入れると、POP3 クライアントと接続できるようになります。POP3 が、メール クライアントが、MailPlus Server から電子メールをダウンロードし、ローカルに保存することを許可します。
- POP3 SSL/TLS を有効にする:チェックを入れると、TLS との POP3 クライアント接続が暗号化されます。
- IMAP を有効にする:チェックを入れると、IMAP クライアントと接続できるようになります。IMAP は、電子メール クライアントが MailPlus Server の電子メールにアクセスすることを許可し、クライアント上で行なわれた変更はサーバーに同期されます。
- IMAP SSL/TLS を有効にする:チェックを入れると、TLS との IMAP クライアント接続が暗号化されます。
- 未暗号化接続に対するプレーンテキスト認証を禁止:セキュリティで保護されていない接続でプレーンテキスト認証を禁止する場合にチェックを入れます。プレーンテキスト認証を許可あすると、安全でない接続で資格情報がわかってしまう危険性があるため、システムの脆弱性が高まります。
- 詳細:同じ IP アドレスから同時に IMAP 接続ができるユーザーの最大数を設定します。最大数は 5,000 です。
- 設定を保存します。
注:
- POP3 SSL/TLS または IMAP SSL/TLS を MailPlus Server で有効にして、[コントロール パネル] > [セキュリティ] > [詳細設定] で [TLS/SSL プロファイル レベル] を [最新の互換性] に設定している場合、一部の電子メール クライアント (Outlook 2016 など) は、この設定のために接続を確立できないことがあります。互換性を改善するには、[TLS/SSL プロファイル レベル] を [標準の互換性] に変更してください。
全文検索
MailPlus Server がすべてのユーザーの電子メール コンテンツにインデックスを付けることを許可すると、検索機能で特定のメッセージを素早く見つけることができます。
- [サービス] > [プロトコル] > [全文検索] の順に進みます。
- [全文検索を有効にする] にチェックを入れて、すべての電子メール コンテンツにインデックスを付けます。
- 中国語/日本語/韓国語で書かれた電子メールの正確な検索をするには、[中国語、日本語、韓国語のメールの文字検索を許可する] にチェックを入れます。
- 設定を保存します。
注:
- 全文検索機能はより多くのシステム リソースを使用します。
MailPlus クライアント
[MailPlus クライアント] タブでは、すべてのユーザーに適用されるさまざまな設定を構成できます。
POP3
- ユーザーが外部 POP3 サーバーから電子メールを受信することを許可する:これを選択すると、ユーザーによる POP3 から MailPlus への外部メールの取り込みを許可します。受信期間は分で指定できます。
SMTP
- ユーザーがローカルの SMTP サーバー上の送信者名を変更することを許可する:クライアントユーザーがローカルの SMTP サーバー上の送信者名を編集することを許可します。
OpenPGP
- すべてのユーザーに対して OpenPGP を無効化する
共有リンク
- ユーザーによる大容量の添付ファイルへの共有リンクの作成を許可する:これをチェックすると、添付ファイルが大容量である場合に、電子メールのサイズを低減させてデリバリを円滑にするために、共有リンクが自動的に貼り付けられます。[コントロール パネル] の設定も以下のように調整する必要があります。
- [ユーザー] > [詳細設定] > [ユーザー ホーム] に移動し、[ユーザー ホーム サービスを有効にする] にチェックを入れて、すべてのユーザーに対してホーム フォルダを作成します。大容量の添付ファイルは、個々の home フォルダにアップロードされます。
- [権限] を選択して、すべてのユーザーが File Station を使用できるようにすると、ユーザーは自分自身で共有リンクを作成または削除できます。
共有メールボックス
- ユーザーがメールボックスを共有できないように共有機能を無効にする:チェックを入れて、ユーザーが他の共有メールボックスを追加することを禁止します。すでに共有されているメールボックスは影響を受けません。
カスタム ロゴ
- カスタム ロゴ:ここに画像をアップロードして MailPlus ウィンドウの左上隅のロゴを変更します。
- 画像最大サイズ:1 MB
- ロゴの寸法:推奨ロゴ サイズは 128 x 40 ピクセルです。アップロードされた画像がこのサイズを超えると、比例的に圧縮されます。