ライセンスとアカウント
ライセンス
[ライセンス] ページで、購入したライセンスを加えることでユーザーの上限を増やすことができます。
ライセンス キーの追加方法:
- [ライセンスを追加] をクリックします。
- プロセスを続行するには、本契約条項にご同意いただかなければなりません。
- ネットワーク接続が安定していることを確かめて、Synology アカウントにサインインしてください。
- 以下のいずれかのオプションを選びます。
- ウィザードに従って設定を完了します。ライセンスが追加されると、Synology MailPlus Server が自動的にユーザー上限をアップデートします。
ライセンシングの条件を理解する方法:
電子メール システムが次の活動のうちのいずれかを実行していることを検知すると、MailPlus Server のインターフェースは制限を受け、ユーザーが十分な数の有効なライセンス キーを持つまで、セキュリティ関連のサービスが保留になります。
- 不正なライセンスキーを使用
- 期限切れのライセンスを使用しているため、現在アクティベートされたユーザーの方が許可されたユーザーの上限を超えてしまう
- 許可されたユーザーの数よりも多くのユーザーがアクティベートされる
注:
- MailPlus Server は、ライセンス ステータスを Synology アカウントと同期します。また、Synology アカウントにサインインして、ライセンス ステータスを確認できます。
- ハイ アベイラビリティ 環境中のいずれかのサーバーのライセンス ステータスをチェックすることができます。しかし、ライセンス ステータスの一貫性を維持するため、プライマリ サーバー上でのみライセンスを管理することを推奨します。
アカウント
[アカウント] ページで、メール サービスのユーザーを選択して、使用量の割当を管理し、特定のユーザーまたはグループに対しポリシーを設定できます。また、他のユーザーに管理上の権限を与える、委任ポリシーをセットアップできます。
ユーザー/グループ用のメール サービスを有効化する方法:
電子メール サービスのユーザーを選択してください。また、メールボックス ストレージの割当をカスタマイズして、無効化されたユーザーのデータを削除することによって、サーバー データベースの増大を管理することができます。
- [アカウント] > [ユーザー]/[グループ] の順に進んで、メール サービスのユーザーを有効化します。
- ターゲットのユーザーあるいはグループを選んで、[割当を設定] をクリックして以下の設定を構成します。
- MailPlus 割当:メールボックス サイズの上限を指定します。
- 残りの容量通知:メールボックスのストレージが上限に近づいていることをユーザーに通知する時の、警告しきい値を指定します。
- 設定を保存します。
- [情報] コラムのドキュメント アイコンをクリックして設定をチェックします。
- 無効化されたライセンスを持つユーザー (例えば、前従業員) の場合、[データをクリア] をクリックしてそのユーザーのすべてのメールと個人設定を削除します。
デフォルト設定を構成する方法:
すべての無指定のユーザーおよびグループにデフォルト設定をセットアップすると、それぞれのユーザーとグループに一つずつ構成をする手間を省くことができます。
- [アカウント] > [設定] の順に進んで、以下の設定を構成します。
- デフォルトで全ユーザーを有効化:チェックを入れると、メール サービスが、[ユーザー] および [グループ] のタブで指定されたステータスにないユーザーに利用可能になります。
- 既定のユーザー割当を有効化:チェックを入れると、個々の割当を持たないユーザーに自動的に設定済み割当が適用され、割当制限のあるグループに属するユーザーには適用されません。下記のフィールドにメールボックス割当と警告しきい値を指定してください。
- 設定を保存します。
注:
- メール サービスの有効化/無効化は以下の優先順位の順番で適用されます。ユーザー > グループ > 設定
- [デフォルトで全ユーザーをアクティベート] にチェックが入っていない場合、[ユーザー] および [グループ] タブに指定のステータスのないユーザーは、メール サービスを利用することはできません。
ユーザー ポリシーのセットアップ方法:
特定のユーザーあるいはグループにユーザー ポリシーをセットアップして、メールサービスへの彼らのアクセスを規制し、トラフィック使用量を制限します。
- [アカウント] > [ユーザー ポリシー] の順に進みます。
- 上部のバーで[追加] (プラス アイコン) をクリックします。
- ポップアップ ウィンドウで、ポリシー名を入力して、容易に識別できる色を選んでください。
- [メール配信]の下では、次の規則を構成してください。
規則 |
あり |
なし |
ドメイン別 |
自動転送を無効にする |
ユーザーは電子メールを自動転送できません。 |
ユーザーは電子メールを自動転送することができます。 |
ポリシーはドメイン設定に従います。 |
規則 |
値 |
値なし |
1日の送信量制限 (数字) |
1日に送信できるメッセージの合計の最大数を設定します。 |
ポリシーはドメイン設定に従います。 |
1日の発信トラフィック量 (MB) |
1日に送信される合計メッセージ数のサイズ上限を設定します。 |
ポリシーはドメイン設定に従います。 |
単一の添付ファイルのサイズ (MB) |
各電子メールの添付ファイルの最大サイズを設定します。 |
ポリシーはドメイン設定に従います。 |
設定に矛盾がある場合、上記の規則はユーザーの元のドメイン設定を無効にするので、ご注意ください。
規則 |
あり |
なし |
内部ユーザーにのみ電子メールを送信 |
ユーザーは内部ユーザーにのみ電子メールを送信できます。 |
ユーザーはインターネット ユーザーにのみ電子メールを送信できる、という制限は受けません。 |
- [サービス]の下では、次の規則を構成してください。
規則 |
あり |
なし |
IMAP を有効にする |
ユーザーは、IMAP を使用することを許可されます。 |
IMAP によるクライアント アクセスは禁止されます。 |
IMAP経由LANからのみログイン許可 |
ユーザーは IMAP 経由でのみサブドメインからサインインすることができます。 |
ユーザーは、MailPlus ログインに対する制限を持ちません。 |
POP3 を有効化 |
ユーザーは、POP3 を使用することを許可されます。 |
POP3 によるクライアント アクセスは禁止されます。 |
POP3 経由 LANからのみログイン許可 |
ユーザーは POP3 経由でのみサブドメインからサインインすることができます。 |
ユーザーは、MailPlus ログインに対する制限を持ちません。 |
全文検索を有効化 |
サーバーは電子メールの内容にインデックスを付けます。 |
サーバーは電子メールの内容にインデックスを付けません。 |
- [ターゲット ユーザー] タブに切り替えて、ユーザーあるいはポリシーを適用するグループを選んでください。
- 設定を保存します。
- 作成したポリシーがリストに表示されます。
注:
- [サービス] > [プロトコル] > [全文検索] の順に進み、この検索機能を有効化できます。
- IMAP または POP3 サービスをサービスページで無効化した場合、ユーザーは、たとえ IMAP/POP3 が [ユーザー ポリシー]で有効化されている場合でも、サインインすることはできません。
ユーザー ポリシーの管理方法:
ユーザー ポリシーを選択して、上部のツールバーで次のアクションを実行します。
- ポリシー コンテンツの表示:右のパネル上にポリシー コンテンツが表示されます。
- ポリシー コンテンツの編集:鉛筆アイコンをクリックします。
- ユーザー ポリシーを削除:ごみ箱アイコンをクリックします。
- ポリシーを展開するまたは閉じる:二重三角形アイコンをクリックして、ターゲット ユーザーまたはグループを表示または非表示にします。
- ポリシーの優先順位を変更:2方向の矢印アイコンをクリック、またはポリシーを適切な位置にドラッグアンドドロップします。ユーザー/グループが1つ以上のユーザー ポリシーによって管轄されている場合、最も高いポリシーに下方のポリシーよりも大きい優先権があります。
- ユーザー ポリシーを検索:上部の検索バーにキーワードを入力します。
注:
- [デフォルト ポリシー] は現在の関連システム設定の状態を反映します。そして、それはカスタム ポリシーによって規制されていないユーザー/グループに適用されます。それは、編集、削除、または再最適化できません。
委任ポリシーをセットアップする:
MailPlus Server の管理設定 ([ライセンス] を除く) を他のユーザーに委任することで、管理者の負担が軽くなります。
DSM 管理者が MailPlus Server の設定をすべて管理できる、ということにご注意ください。委任ポリシーは、管理者の管理権には影響しません。
- [アカウント] > [委任] の順に進みます。
- 上部のバーで[追加] (プラス アイコン) をクリックします。
- ポップアップ ウィンドウで、以下の情報を入力します。
- 名前:ポリシーの名前を入力します。
- 色:ポリシーにマークを付ける色を選択します。
- 委任プロファイル:委任プロファイルを選択して、対応する管理権限を付与します。
[Domain manager]、[System administrator]、[Domain assistant]、または [System monitor] を選択した場合、システムはデフォルト設定に基づき、あなたに代わって自動的に下記のオプションにチェックを入れます。オプションにチェックを入れたり解除したりした場合は、[カスタム] に切り替わります。
各オプションの委任権限を調べるには以下の表を参照してください。
セクション |
オプション |
委任された権限 |
サーバー管理 |
メールの監視 |
[サーバー管理] > [メールの監視] |
サーバーリスト |
[サーバー管理] > [サーバー リスト] |
メール移行 |
[サーバー管理] > [メール移行] |
構成のインポート |
[サーバー管理] > [構成のインポート] |
脅威モニタ |
脅威モニタ |
プロトコル |
[サービス] > [プロトコル] |
メール配信 |
[メール配信] > [全般]/[配信]/[リレー コントロール] |
MailPlus クライアント |
[サービス] > [MailPlus クライアント] |
ドメイン |
全般 |
[ドメイン] > [編集] > [全般] |
ユーザー/グループ |
[ドメイン] > [編集] > [ユーザー]/[グループ] |
エイリアス |
[ドメイン] > [編集] > [エイリアス] |
自動 BCC |
[ドメイン] > [編集] > [自動 BCC] |
割当使用量 |
[ドメイン] > [編集] > [使用制限] |
免責事項 |
[ドメイン] > [編集] > [免責事項] |
セキュリティ |
メール配信セキュリティ |
[メール配信] > [セキュリティ] |
セキュリティ |
[セキュリティ] > [スパム対策]/[ウィルス対策]/[コンテンツ スキャン] |
認証 |
[セキュリティ] > [認証] |
データ保護 |
[セキュリティ] > [データ保護] |
監査 |
キュー |
キュー |
ログ |
[監査] > [ログ] |
使用量分析 |
[監査] > [使用量分析] |
ログ管理 |
[監査] > [ログ管理] |
ログ リスト |
[監査] > [ログ リスト] |
レポート |
[監査] > [レポート] |
メール検索 |
[検査] > [メール検索] |
アカウント |
アカウント |
[アカウント] > [ユーザー]/[グループ]/[設定] |
ユーザー ポリシー |
[アカウント] > [ユーザー ポリシー] |
委任 |
[アカウント] > [委任] |
- [ターゲット ユーザー] タブに切り替えて、ユーザーあるいはポリシーを適用するグループを選んでください。
- 設定を保存します。パネルの右に委任ポリシーが表示されます。
委任 ポリシーの管理方法:
ポリシーを選択して、上部のツールバーで次のアクションを実行します。
- ポリシー コンテンツの表示:右のパネル上にポリシーが表示されます。
- ポリシー コンテンツの編集:鉛筆アイコンをクリックします。
- ポリシーを削除:ごみ箱アイコンをクリックします。
- ポリシーを展開するまたは閉じる:二重三角形アイコンをクリックして、ターゲット ユーザーまたはグループを表示または非表示にします。
- ポリシーの優先順位を変更:2方向の矢印アイコンをクリック、またはポリシーを適切な位置にドラッグアンドドロップします。ユーザー/グループが1つ以上のユーザー ポリシーによって管轄されている場合、最も高いポリシーに下方のポリシーよりも大きい優先権があります。
- 委任ポリシーを検索:ポリシー名またはそのユーザーを上部の検索バーに入力します。