Synology MailPlus Server で複数のドメインを管理し、エイリアス、自動 BCC、使用量制限、および免責条項に関連する設定を構成できます。
注:Synology MailPlus Server は、非 ASCII 文字 (中国語、ロシア語など) で国際化された電子メール アドレスおよびヘッダー情報を [ドメイン名] フィールドに入力することをサポートしています。また [エイリアス] およびその他の機能に対するルールを非 ASCII 文字で設定できます。
以下の表は、デフォルトの設定の Synology MailPlus Server が [サービス] > [SMTP] > [アカウント タイプ] に基づいて、さまざまなユーザーに提供していることを示しています。
アカウント タイプ | デフォルト設定 |
---|---|
ローカル ユーザー | アカウント名 メール ニックネーム |
Synology LDAP ユーザー | アカウント名 メール ニックネーム |
ドメイン ユーザー | アカウント名 表示名 メール ニックネーム |
上記のオプションに加えて、ユーザーは [カスタム] を選択して、デフォルトの電子メール アドレス フォーマットとして変数を [カスタム変数] フィールドに入力できます。
以下の表は、Synology MailPlus Server がサポートする変数を示したものです。
変数 | 値 |
---|---|
<a> | アカウント名 |
<g> | 名 |
<i> | ミドルネームのイニシャル |
<秒> | 名字 |
<d> | 表示名 |
<m> | メール ニックネーム |
<xa> | アカウント名の初めに x 文字を使用します。 例えば、x = 2 の場合、アカウント名の最初の2文字が使用されます。 |
<xs> | 名字の初めの x 文字を使用します。 例えば、x = 2 の場合、名字の最初の2文字が使用されます。 |
<xg> | 名の初めの x 文字を使用します。 例えば、x = 2 の場合、名の最初の2文字が使用されます。 |
カスタム属性 | また、アカウント システムでサポートされた変数を入力して、対応する値を取得することができます。詳細情報は、アカウント システムのマニュアルを参照してください。 |
デフォルトの電子メール アドレス フォーマットとして単一の変数を使用する他に、Synology MailPlus Server はデフォルトの電子メール アドレス フォーマットを作成するために複数の変数を使用することもサポートします。例えば、以下はドメイン アカウント システム ユーザー、Administratorの情報です。
「<a>_<d>」を [カスタム変数] フィールドに入力すると、Synology MailPlus Server は「Administrator_andrewfan」をユーザーの電子メール アドレスとして使用します。Synology MailPlus Server によりサポートされる変数は、[サービス] > [SMTP] で異なるアカウント システムに応じて変化します。詳しくは、以下の表を参照してください。
変数 | ローカル ユーザー | LDAP ユーザー | ドメイン ユーザー |
---|---|---|---|
<a> | あり | あり | あり |
<g> | なし | なし | あり |
<i> | なし | なし | あり |
<秒> | なし | なし | あり |
<d> | なし | なし | あり |
<m> | あり | あり | あり |
<xa> | あり | あり | あり |
<xs> | なし | なし | あり |
<sg> | なし | なし | あり |
<カスタム_属性> | なし | あり | あり |
タイプ | 名前 | 値 |
---|---|---|
TXT | 123._domainkey.例.com | v=DKIM1; k=rsa; p=MIGfMA0GCSqGSIb3DQE... |
タイプ | 名前 | 値 |
---|---|---|
TXT | 123._domainkey.例.com | v=DKIM1; k=rsa; p=MIGfMA0GCSqGSIb3DQE... |
TXT | 123._domainkey.例.com | pZ7lDaAXXwLYjN91YY7ARbCEpqapA9Asl854BCHMA7L... 注:2つ目のレコードでは、"v=DKIM1; k=rsa; p=" を省略できます。公開鍵の残りの部分を入力します。 |
特定のユーザー、グループ、およびエイリアスの電子メールアドレスをグループにするエイリアスをセットアップできます。電子メールを送信するとき、ユーザーは、複数のアドレスを入力することなくエイリアスを使用することですぐに受信者を指定できます。以下のステップを参照して、電子メールのエイリアスを作成してください。
受信または発信メッセージが自動 BCC (ブラインド カーボン コピー) ルールに一致した場合、BCC が自動的に作成されて指定のアドレスに転送されます。これにより、ユーザーは重要なメッセージをバックアップして受信者のプライバシーを保護できます。以下のステップを参照して、自動 BCC ルールを作成してください。
システムは自動的に法律上の義務/合意を明確にする、またはキャンペーン情報を受信者にプロモーションする発信メッセージに対して、カスタム免責条項を添付することができます。
免責条項を発信メッセージに添付するかどうかを決定するカスタム規則をセットアップできます。