電子メール トラフィックとサーバーの状態(*管理者専用)
電子メール トラフィックの監視
MailPlus Server では、着信/送信メッセージのトラフィックや、メール システムのサーバーの状態を見たりすることができます。
タイプごとに着信/送信電子メールのトラフィックを表示する:
[モニター] ページでは、次のタイプの電子メール トラフィックを棒線グラフで見ることができます。
- 送信済み: Synology NAS から送信された電子メール メッセージです
- 受信済み: 別のメール サーバーから受信した電子メール メッセージです
- 失敗: Synology NAS から送信することができなかった電子メール メッセージです
- 再送: 内部エラーにより、Synology NAS から再送された電子メール メッセージです
- 拒否: Synology NAS によって拒否された着信メッセージ
表示する電子メール トラフィックのタイプをカスタマイズするには、[フィルタ] を選択して任意のタイプを選択します。
最も頻繁に実行される5つの電子メール操作もここに表示されます。 たとえば、指定した日に最も多くの数の電子メールを送信したユーザーもリストされます。 このリストを活用して、管理者は電子メールの異常をすばやく見つけ出し、調査することができます。
時間ごとに着信/送信電子メールのトラフィックを表示する:
次の 2 つの方法で、時間や日付によって、棒線グラフで電子メールのトラフィック状況を見ることができます。
- 日付を調整するには、「<」または「>」をクリックして、ポインタを合わせると、特定の間隔でトラフィックを表示することができます。
- 棒線グラフの上部にあるドロップダウン メニューから特定の日付と時間範囲(例:[時] または [週])を選択します。
電子メールの動きについて時間ベースのログを作成するには、[エクスポート] をクイックして [.html] ファイルをダウンロードします。
サーバーの状態を監視する
[サーバー管理] > [サーバー リスト]では、MailPlus Server を実行している Synology NAS の管理およびリアルタイム サーバー情報の表示を行うことができます。 High Availability クラスタが形成されると、セカンダリ メール サーバーを管理することや、そのサーバー情報をリアルタイムで表示することができます。
サーバー情報を表示する:
- 使用できるサービス: [IMAP/POP3]、[SMTP]、[スパム フィルタ]、[ウイルス対策]、[プライマリ サーバー]、および [MailPlus クライアント]
- リソース: [CPU]、[RAM]、[ネットワーク](アップロード トラフィックとダウンロード トラフィック)
プライマリ メール サーバーを管理する:
[管理] をクリックして、プライマリ サーバーの IP アドレスや関連設定を変更します。
プライマリ サーバー設定を確認する:
[設定のチェック] をクリックして、セキュリティおよびパフォーマンスの最適化を行うために調整する設定を表示します。
Microsoft Exchange の構成を MailPlus Server にインポート
システムの構成とエイリアスは、それらの継続的使用のため、Microsoft Exchange サーバーから MailPlus Server にインポートできます。
システムの構成とエイリアスのインポート方法:
- インポート プロセスを以下のいずれかの方法で開始します。
- MailPlus Server をインストールする場合: MailPlus Server を開き、[構成を Microsoft Exchange からインポートして新しいメール システムを作成]を選択します。
- MailPlus Server がすでにインストールされている場合: MailPlus Server を開き、[サーバー管理] > [構成のインポート] > [構成のインポート]の順に進みます。
- ポップアップのハイパーリンク (またはここ) をクリックしてチュートリアルを検索し、スクリプト ファイル (ExchangeConfigExport.ps1) をダウンロードします。
- システム管理者として、Microsoft Exchange サーバーを実行している Windows コンピュータにログインします。.
- Windows PowerShell を使用して、Microsoft Exchange サーバーでスクリプト ファイルを実行します。
- 実行ポリシーを変更するよう促されたら、[はい]を選択してスクリプトの実行を許可します。
- 実行が完了すると、Microsoft Exchange サーバーがシステム構成をSynologyExportedExchangeConf.xmlファイルにエキスポートし、エイリアスをSynologyExportedAlias.txtファイルにエキスポートします。
- MailPlus Server のポップアップに戻り、[参照]をクリックして .xml ファイルをインポートします。
- [次へ]をクリックして、インポートの[全般設定] および[基準]をチェックします。
- [インポート] をクリックしてインポートを完了します。
- エイリアスをインポートするには、[メール配信] > [エイリアス]の順に進んで、[ツール] > [エイリアスをインポート]をクリックして .txt ファイルをインポートします。
注意:
- 生成されたSynologyExportedAlias.txt ファイルは Microsoft Exchange サーバーからの配布グループとセキュリティ グループを含んでいます。
- Microsoft Exchange サーバーから MailPlus Server に電子メールを移行するには、[サーバー管理] > [メール移行]の順に進みます。