LUN バックアップ*
Hyper Backup では、ローカルやリモートの Synology NAS に LUN (Logical Unit Number) バックアップを実行できます。iSCSI LUN の作成および機能に関する詳細は、こちら または iSCSI Manager のヘルプ記事を参照してください。
iSCSI LUN をバックアップする:
- 左下にある [+] をクリックして、[LUN バックアップ タスク] を選択します。
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バックアップ先のタイプを選択するよう要求されたら、次のいずれかを選択してください。
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ローカル LUN バックアップ:Synology NAS からローカル共有フォルダ、または Synology NAS の USB または eSATA ポートに接続された外部ストレージに LUN をバックアップします。
- ネットワーク LUN バックアップ(Synology サーバー):Synology NAS から別の Synology NAS に LUN をバックアップします。
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要求されたらバックアップ先とソース LUN を指定して、バックアップ予定を設定します。
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ウィザードに従って設定を終了します。
バックアップ タスクが作成されたら、予定に基づいて Synology NAS がバックアップを行い、バックアップ LUN をバックアップ先に保存します。バックアップ LUN はバックアップだけを目的として使用されます。バックアップ LUN のアクセスに関する詳細は、「バックアップ LUN を復元する」を参照してください。
注:
- 通常ファイルとブロックレベル LUN の両方が、ファイル イメージとしてバックアップ先に保存されます。復元した場合は、ブロックレベル LUN はすべてファイル LUN に変更されます。
- 各バックアップ タスクにはバックアップ ソースとして 1 つの LUN しか含まれません。
- LUN は、EXT4 形式の外部ディスクのみにバックアップできます。
- ネットワーク LUN バックアップを行う前に、バックアップ先の Synology NAS にログインして、[コントロール パネル] > ファイル サービス] > [rsync] に進み、[rsync サービスを有効にする] が選択されているか確認してください。
- Synology NAS がルーターを介してネットワークに接続されている場合は、ネットワーク LUN バックアップを実行する前にルーター で iSCSI サービス(TCP ポート 3260 およびポート 873)にポート転送規則が指定されていることを確認してください。
- ネットワーク LUN バックアップタスクを作成した後に High Availability が有効化または無効化されると、Synology NAS の LUN バックアップのシリアル番号が変更されます。そのため、LUN バックアップは、不適切な接続先への接続として識別されます。バックアップの失敗を避けるには、バックアップ タスクをリセットしてください。
完全バックアップと増分バックアップについて:
Synology NAS は 1 回目は選択した LUN の完全バックアップを行い、増分バックアップを行います。ただし共有フォルダの名前やバックアップ先のディレクトリを変更した場合は、Synology NAS は再び完全バックアップを行います。
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* 特定のモデルでのみ使用できます。LUN バックアップをサポートするモデルに関する詳細は、こちらのページからモデルを選択して、iSCSI Manager がサポートされているかどうか確認してください。