スプリット ブレイン
High-availability クラスタが正常に機能しているときには、メンバー サーバーのうちの 1 台だけがアクティブ サーバーとして機能します。この場合、受動サーバーが Heartbeat 接続とデータ接続の両方からアクティブ サーバーを検出します。
Heartbeat 接続とデータ接続がすべて失われると、両サーバーはアクティブ サーバーの役割を代行しようとします。このような状態を「スプリット ブレイン」エラーと呼びます。これは、high-availability クラスタに割り当てられた IP アドレスへの接続が、2 台のサーバーのうちのいずれか一方に転送しようとするために発生するエラーです。
スプリット ブレイン エラーが発生する状況:
- クラスタ IP アドレスへの接続が、どちらかのサーバーに転送されてサービス エラーが発生します。サーバーへの接続が難しくなります。
- システムがスプリット ブレイン エラーを検出すると、両サーバーの接続を解除して、high-availability クラスタを削除します。
- 両方のサーバーがスタンドアローン状態に戻ると、DiskStation Manager (DSM) にログインできるようになります。この時、high-availability クラスタを削除する前に蓄積されたデータは、両方のサーバー上に残されています。どちらのサーバーに最新のデータが保存されているかを確認した後は、high-availability クラスタを再構築するためにサーバーを接続してください。