全般設定
このページでは、Docker の全体的な設定を行う手順を紹介します。
概要
概要ページでは、Docker が使用する DiskStation の CPU とコンテナが使用する RAM の合計量を確認できます。また、有効にしたコンテナすべてのプロファイルも簡単に監視できます。
レジストリ
[レジストリ] タブでは、ストレージ サーバーから画像ファイルをダウンロードできます。Docker Hub で増大する画像リソースを簡単に使用したり、個人で構成したレポジトリ サーバーのリソースを使用したりすることができます。
ストレージ サーバーから画像をダウンロードする:
- 検索バーに関連するキーワードを入力し、[検索] をクリックします。
- 検索結果から任意の画像を選択し、[ダウンロード] をクリックします。また、ダブルクリックしてダウンロードすることもできます。
注:
- 画像がダウンロードできない場合は、DNS を 8.8.8.8 に設定してみてください。
レポジトリ リストを管理する:
- [設定] をクリックすると、[レジストリ リスト] ウィンドウで管理したいレポジトリを選択することができます。
注:
- デフォルトのリポジトリ、Docker Hub と Aliyun Hub が削除できません。
- Docker の公式なレジストリ画像または第三者のレジストリ画像を使用してプライベートなレジストリ サーバーを展開できます。ダウンロードした画像がレジストリの HTTP API バージョン 1または2を満たす場合、[レジストリ] > [設定] に行き、[追加] をクリックすることで [レジストリ] ページに統合できます。
- 次の操作を行うことができます。
- レポジトリの追加/編集/削除:[追加]、[編集]、[削除] をクリックして、選択したレポジトリで任意の操作を行ってください。
- リポジトリを使用:検索に使うレポジトリを選択できます。
Docker Hub のレジストリ ミラーを作成する方法:
- [レジストリ] > [設定] を選択します。[Docker Hub]を選択し、[編集]をクリックします。
- [レジストリ ミラーを有効化] を選択し URL を入力します。
画像の管理
[画像] タブでは、DSM 上の全ての画像を管理したり、画像を選択してコンテナを作成したりすることができます。また、ファイルや URL から画像を追加することもできます。
画像のエクスポート方法:
- [エクスポート] をクリックし画像をパックします。
画像を追加する:
- [追加] をクリックして、ドロップダウン メニューから以下の2つのオプションのうち1つを選択します。
- URL から追加:ハブページまたはレポジトリの URL を入力します (例:MySQL または https://hub.docker.com/_/mysql)。
- ファイルから追加:以前 DSM にエクスポートされた画像ファイルを選択するか、あるいはコンピュータから画像ファイルをアップロードします。
画像が含まれるコンテナを起動する:
- 画像を選択します。
- 選択した画像をダブルクリックするか、[起動] をクリックします。
コンテナの管理
[コンテナ] タブでは、CPU や RAM の使用量を含め、コンテナの状態を見ることができます。他の追加設定を管理したり、構成したり、あるいは各コンテナの詳細を表示したりすることが可能です。また、コンテナ設定をエクスポートすると、データを Docker に対応している別の Synology NAS デバイスにも転送することが可能になります。
各コンテナの詳細を見る:
- [詳細] をクリックするか、選択したコンテナをダブルクリックします。
- 開いた画面で、次のタブをご覧ください。
- 概要:選択したコンテナの CPU や RAM の使用量などの状態が表示されます。他にも[ポート設定]、[ボリューム]、および [リンク]、[環境変数] なども見ることが可能です。また、コンテナは[開始]、[中止]、または [強制中止] することができます。
- プロセス:このコンテナ内で実行しているプロセスを表示します。
- ログ:選択したコンテナに関連するログを見たり、特定のログを検索したりすることができます。[エクスポート] ボタンをクリックすると、ログをエクスポートできます。
- 端末:選択したコンテナにつないだ端末インターフェイスにアクセスします。(Web ブラウザが Web Sockets に対応している必要があります。)
コンテナの端末インターフェイスにアクセスする:
- [詳細] をクリックするか、選択したコンテナをダブルクリックして、[端末] タブに切り替えます(ウェブブラウザが Web Sockets に対応していなければなりません)。
- [端末] タブの左側で [プライマリ端末] をクリックします。コンテナのメインの実行コマンドの端末に繋ぐことができます。
- コンテナのメインの実行コマンドのほとんどには、インタラクティブなインターフェイスがありません。左上隅にある [作成] ボタンをクリックすると、デフォルトで /bin/bash を実行する第二端末が作成されます。
注:
- 端末はすべて名前を変更できます。
- 第二端末のみ削除できます。
コンテナを編集する:
- コンテナを選択し、[編集] をクリックします。
- [全般設定] タブでは、次のようなことが可能です。
- リソースの制限を有効にして、CPU の優先度を設定します。
- デスクトップ上にステータス ページまたはウェブ ページのショートカットを作成します。
- 自動再起動を有効にする。
- 特権のセットアップを有効にする。
- [ボリューム] タブでは、次のようなことが可能です。
- ファイルやフォルダを追加または削除する。
- 追加したファイルやフォルダのマウントパスを入力する。
- ファイルやフォルダを読み取り専用にするかどうかを選択します。
- [ポート設定] タブでは、次のようなことが可能です。
- [リンク] タブでは、次のようなことが可能です。
- コンテナを追加または削除する。
- 追加したコンテナを匿名にする。
- [環境] タブでは、次のようなことが可能です。
- [適用] をクリックして、設定を保存します。
コンテナで基本的な操作を行う方法:
- [操作] ボタンをクリックして、ドロップダウンメニューから以下のいずれかを選択します:
- 開始:中止していたコンテナを開始します。
- 再開:コンテナを再開します。
- 停止:起動中のコンテナを停止します。
- 強制停止:不明な理由により [停止] が作動しないときに、コンテナを強制停止します。
- リセット:コンテナをリセットして生成と同時にその設定にそれを戻します。
- 削除:コンテナを削除します。
注:
- コンテナがリセットまたは削除されると、データはすべて失われ復元することができません。
コンテナの設定を複製、インポート、エクスポートする:
- [設定] をクリックして、ドロップダウン メニューから以下のいずれかを選択します。
- 複製:選択したコンテナの設定を複製することで、新しいコンテナを簡単に作成できます。
- 設定をインポート:選択したコンテナに設定をインポートします。インポートするファイルを選択して [選択] をクリックします。
- 設定をエクスポート:選択したコンテナの設定をエクスポートします。環境を同じイメージを持つ別のドッカーに簡単に導入できるようにします。
現在のコンテナの設定を別の Synology NAS にあるコンテナに適用する方法:
- [コンテナ] タブで、エクスポートしたいコンテナを選択します。
- [設定をエクスポート] をクリックします。
- 別の Synology NAS にログインして、同じイメージ ファイルを持つコンテナを作成します。
- コンテナを選択し、[設定] > [設定をインポート] を選択します。
- 以前ダウンロードしておいたファイルを選択し、[選択] をクリックして設定をインポートします。
ログ
[ログ] タブでは、設定した時間枠内でのユーザーの操作を追跡できます。ログ全体を見たり、フィルタを使って見たいイベントだけを選択してください。
フィルタでログを検索する:
- 次の方法でログを絞り込むことができます。
- キーワード:ユーザー名を挿入して、その人に関連するログを検索します。
- タイプ:見たいログのタイプを [情報]、[警告]、または [エラー] の中から選択します。
ログをクリア
- [クリア] をクリックして、すべてのログを消去します。
ログをエクスポートする:
- [エクスポート] をクリックします。
- ドロップダウン メニューから [HTML] または [CSV] を選択すると、選択したファイル タイプでログがエクスポートされます。