チャネルの暗号化
管理者が Synology Chat Admin コンソールで暗号化機能を有効化している場合にのみ、暗号化が利用できるようになります。この機能が有効化されていると、チャネルまたは会話を暗号化でき、メッセージが管理者に認識されなくなります。これにより、Chat メッセージに対するアクセスの階層的制御を強化することが可能になります。ただし、パスフレーズを構成したユーザーとのみ、暗号化したチャネルを利用できます。
パスフレーズはチャネル暗号化用で、サーバーには保存されません。
暗号化されたチャネルを使用する:
- [アカウント] アイコンをクリックし、[暗号化] を選択して、パスフレーズを設定します。
- パスフレーズを設定する際、秘密鍵をダウンロードすることを選択できます。これは今後、パスワードを忘れた際に使用します。
- パスフレーズの設定が完了したら、暗号化したチャネルまたは会話を作成できます。
暗号化されたチャネルを作成する:
- [チャネル] の隣にある左の列の [プラス] アイコンをクリックし、Chat においてすべてのメンバーを表示します。
- [作成] をクリックしてチャネルを作成します。
- [プライベート チャネル] を選択し、[暗号化] にチェックを入れてチャネルを暗号化します。
- チャネル名および説明を構成し、[作成] をクリックします。
暗号化された会話を作成する:
- [会話] の隣にある左の列の [プラス] アイコンをクリックし、Chat においてすべてのメンバーを表示します。
- [暗号化] にチェックを入れ、会話を暗号化します。
- 会話を希望するメンバーを選択し、[作成] をクリックします。
チャネルまたは会話の暗号化を解除する:
- [アカウント] をクリックし、[暗号化] を選択して、チャネルまたは会話の暗号化を解除します。
- パスフレーズを入力するか、秘密鍵をアップロードして、チャネルまたは会話の暗号を解除します。
- [OK] をクリックすると、暗号化されたチャネルおよび会話のすべての表示が開始されます。
パスフレーズを忘れた際に、秘密鍵をリセットする:
- パスフレーズを入力する際に、[パスフレーズを忘れた場合] をクリックします。
- 新しいパスフレーズを入力します。
- [OK] をクリックしてパスフレーズをリセットします。
- 暗号化されているチャネルの別のユーザーに、[メンバー リスト] で助けてもらいます。
キーが安全でないと思われる場合には、秘密鍵を更新します。
- [アカウント] をクリックし、[暗号化] > [秘密鍵を確認する] を選択します。
- 元のパスフレーズを入力します。
- [OK] をクリックして、秘密鍵を更新します。
注:
- 暗号化解除が有効化されると、パスフレーズを構成したユーザーのみをメンバーリストから選択できます。
- ブラウザをリフレッシュする度に、暗号化解除が行われます。
- インデックス サービスは、暗号化が解除されたチャネルまたは会話では無効化されます。このため、メンション、ハッシュタグ、URL の Open Graphic、検索機能は、暗号化の解除されたチャネルでは無効化されます。
- 暗号化の解除されたチャネルまたは会話は、この機能が Synology Chat Admin コンソールで無効化された後に、読み取り専用モードになります。
- ユーザーが複数の暗号化されているチャネルに参加した場合、各チャネルのメンバーに、それぞれを助けてもらうように尋ねる必要があります。