サーバー
CMS を活用すると、複数の管理されるサーバーを CMS ホストに追加することができます。つまり、Synology NAS サーバーの構成全体を 1 か所から監視、管理することがが可能だということです。 CMS を CMS ホストにインストールすると、次の手順に従って管理されるサーバーを追加できるようになります。
- CMS ホストにログインします(CMS がインストールされている Synology NAS サーバー)。
- [CMS] > [サーバー] を選択します。
- [追加] をクリックします。
- セットアップ ウィザードが現れたら[サーバーを追加]をクリックします。
- 以下の方法のいずれか1つを選んで続行します。
- ローカル ネットワークからサーバーを追加する:ローカル ネットワークにあるサーバーを追加します。 このオプションを使用するには、各サーバーの管理者アカウントとパスワードがすべて同じでなければならず、管理者アカウントに 2 ステップ認証が設定されていてはなりません。
- IP アドレス、FQDN、QuickConnect ID に基づいて1台のサーバーを追加する:サーバーの IP アドレス、FQDN、または QuickConnect ID を入力することで、1台のリモート サーバーを追加します。
- サーバー リストをアップロード:csv. フォーマットで複数のサーバーを追加します。詳細なステップについてはサーバー リストの作成方法に進んでください。
- 終了するにはウィザードの指示に従ってください。
名前付けとパスワードの規則:
新しいサーバーに DSM をインストールすると、管理されるサーバーの名前のプリフィックスと、各サーバーの管理者アカウントのパスワードを指定するよう要求されます。 次の点にご注意ください。
- サーバー名のプリフィックスには、12 個の文字、数字、アンダースコア、ダッシュを使用できます。 名前の先頭は文字でなければなりません。
- Admin パスワードには、127 個の文字、数字、記号などを使用できます。
注:
- サーバーが追加されると、次のイベントが発生します。
- システム ユーザー アカウント、SynologyCMS が管理されるサーバーに作成されます。 このアカウントは、CMS ホストが管理されるサーバーの設定にアクセスして変更するときに使用されます。 administrators グループに追加され、サーバーを CMS ホストから削除しない限りこれを削除することはできません。
- 管理されるサーバーで [コントロール パネル] > [CMS] を選択すると、タブが表示されます。 このタブには、CMS ホストから接続を解除したり、集中管理される CMS 通知を有効にしたりするためのオプションがあります。
- administrators グループに属するユーザーしか、管理されるサーバーを追加したり、解除したりする権限を持ちません。
- 新しい Excel スプレッドシートを開きます。
- 次の順序でサーバーの情報を入力し、それを1行のコラム区切りで区分します。
- プロトコル (http、https、または QuickConnect)
- IP アドレス
- ポート
- ユーザー名
- パスワード
- 説明
- ステップ 2 を繰り返し、複数のサーバーの情報をリストに入力します。 各行が1つのサーバーを表します。
- スプレッドシートを .csv または .txt フォーマットで保存します。
注:
- 説明フィールドは任意です。
- ファイルのエンコードは UTF-8 フォーマットでしなければなりません。
サーバー リストのインポート方法:
- セクションインストール済み DiskStation Manager (DSM) でサーバーを追加する方法のステップ1から4に従います。
- [サーバー リストをアップロード]を選択します。
- [参照] をクリックして、サーバー リストのファイルを選択します。 ファイルがアップロードされた後で、インポートされたサーバーのリストがプレビューに表示されます。
- [次へ]をクリックするとシステムが認証チェックを実行します。
- [適用]をクリックして続行します。
注:
- サーバーが認証チェックにパスしなかった場合、アラート ウィンドウがポップアップしてその失敗の考えられる原因を知らせます。 この状況下で[はい]をクリックすると認証されなかったサーバーが無視されます。また[いいえ]をクリックすると、前のステップに戻ってサーバー リストを修正できます。
- セキュリティ上の理由でパスワードはプレビューに表示されません。
サーバーを追加して同時に DiskStation Manager (DSM) をインストールする方法:
- CMS ホストにログインします(CMS がインストールされている Synology NAS サーバー)。
- [CMS] > [サーバー]の順に進んで、[追加]をクリックします。
- セットアップ ウィザードが現れたら[サーバーを追加し、DiskStation Manager (DSM) をインストール]を選択します。
- 終了するにはウィザードの指示に従ってください。
管理されるサーバーを削除する:
- 削除するサーバーを選択します。
- [削除] をクリックします。
注:
- サーバーを削除しても、CMS 関連のログはそのまま残ります。
管理されるサーバー
管理されるサーバーのリストには、次のボタンを含め、各サーバーの状態に関する基本情報や簡単な管理オプションなどが表示されます。
- 編集:選択したサーバーの接続設定を変更できます。
- 接続:新しいブラウザ画面やタブで、選択したサーバーにログインできます。 システム ユーザー アカウント、SynologyCMS を使ってログインします。
- 操作:選択したサーバーをシャットダウンしたり、リブートしたりします。
- 最新の情報に更新:すべてのサーバーの最新状態と情報が表示されます。
サーバーを選択するとき、次のタブにサーバーに関する情報が表示されます。
- 全般:モデル名、CPU、物理メモリ、DSM バージョン、外部デバイスなど、システムとハードウェアの基本情報が表示されます。
- ネットワーク:サーバー名、DNS サーバー、IP アドレスなど、ネットワーク情報が表示されます。
- ボリューム:ボリュームの数、ボリュームの容量、空き領域など、ストレージ関連の情報が表示されます。
- HDD/SSD:モデル名、温度、インターフェイス、容量など、ハードドライブ関連の情報が表示されます。
- アプリケーション:サーバーにインストールされているアプリケーションとパッケージ名が表示されます。 アプリケーションまたはパッケージをクリックすると、それが開きます。 コントロール パネルやリソース モニタ などの一部のパッケージは、同じブラウザ画面から開けます。
注:
- administrators グループに属するユーザーだけが、管理されるすべてのサーバーを見ることができます。 その他のユーザーは、管理権限が割り当てられた管理されるサーバーだけしか見れません。
- そのサーバーに関する情報は、定期的に収集、更新されます。 このページを開いたままにしておくと、管理されるサーバーがハイバネーションに入れません。
- CMS ホストには、最大で 200 台の管理されるサーバーを追加できます。