仮想マシンの完全復元で、ユーザーは仮想マシン全体をバックアップ ファイルから復元し、フル デスク I/O パフォーマンスを得ることができます。このセクションは、仮想マシンを完全復元する方法を手順に沿って説明します。ハイパーバイザー間の復元手順は若干異なる場合がありますのでご注意ください。
目次
仮想マシンの完全復元によりユーザーは、プライマリ仮想マシンが故障した時に、仮想マシン全体をバックアップ ファイルから最新の状態に復元、あるいは特定の以前の時間点に復元することができます。復元に多くの時間とリソースを使用しますが、フル ディスクの I/O パフォーマンスを得ることができます。
復元ウィザードを起動し、仮想マシンの完全復元で仮想マシンを一番最近の状態または利用可能ないずれかの復元ポイントに復元するには、以下のいずれかを行ってください。
復元したい仮想マシンを選択し、各仮想マシンに対して復元ポイントを選んでください。
元の場所に復元を選択した場合は、この手順はスキップできます。
[新しい場所に復元]、あるいは [異なる設定で復元] を選択した場合、 (レンチ ボタン) をクリックして、新しい名前を指定し、フォルダ、hypervisor、データストア、およびネットワークを指定して復元された仮想マシンを実行する必要があります。
復元された仮想マシンにフェイルオーバー機能を持たせたい場合、クラスタ共有ボリュームのパスを選択し、[クラスタ化されたリソース] にチェックを入れて、それをフェイルオーバー クラスタでクラスタ リソースとして登録してください。
タスク サマリー ページで、復元された仮想マシンの情報をチェックし、[適用] をクリックして開始します。復元の進捗状況がモニターできる [復元ステータス] に移動します。
復元された仮想マシンを即時に実行したい場合は、[復元後に VM の電源を自動でオン] を有効化します。テストの際は、このオプションを無効化しておくことをお勧めします。手動で初期の仮想マシンを生産ネットワークから接続解除して、それを隔離された非生産ネットワークに接続し衝突を避けてください。