アクティビティ
Active Backup for Business 上のすべてのイベントをよりうまくそしてより簡単に管理できるよう、Active Backup for Business は administrators に、[アクティビティ] タブでアクティビティ ログ、アクティビティの詳細、調整可能な日次、週次、月次、および年次レポートを含む詳細なイベント情報を提供します。
[アクティビティ] タブのログにアクセスするには、以下のいずれかを実行します。
- [アクティビティ] タブをクリックしてログにアクセスします。
- [概要] タブで、Calendar 上の特定の日をクリックしてログにアクセスします。
- [概要] タブで、[ログ] セクションの右上の
をクリックし、ログにアクセスします。
進行中のイベントは [概要] タブとタスク モニターの [進行中のアクティビティ] セクションでのみ表示されます。
ログ
このバックアップ サーバーで起きたすべてのイベントがこのタブにリストされます。
下記はログ リストで見ることができるイベントの詳細です。
- ログ タイプ:
ログは以下の 3 つのタイプに分類されます。
- 情報:タスクが適切にかつ正常に処理されると、情報ログとして記録されます。
- 警告:タスクが一部処理された、またはキャンセルされた場合は、警告ログとして記録されます。通常、ファイル サーバーおよび VM のバックアップで発生します。
- エラー:タスクが完全に失敗した場合、ログはエラー ログとして分類されます。トラブルシューティングの詳細情報は、
をクリックしてください。よくあるエラーは、破損したソース ディスク、NAS の不十分なスペースなどです。
- ログ時間:
タスクが完了、失敗、またはキャンセルされた時間が [ログ時間] に記録されます。
- ログの説明:
特定のタスクに何が起きたのか簡単に理解できるように、各イベントが短い説明にまとめられます。詳細情報は、説明にあるタスク名をクリックしてタスクを表示してください。
ログのタスク履歴に進む方法:
ログの右側の
をクリックすると、バックアップ期間と転送されたサイズを含むタスク履歴が参照用に表示されます。
ログの保持規則を設定する方法:
- [設定] をクリックします。
- オプションにチェックを入れない場合、それらのログをバックアップ サーバーに永久に保持できます。あるいは以下のいずれかを行って、ログの保持規則を設定できます。
- [ログ数がこれよりも多い] の横のチェックボックスにチェックを入れ、サーバー上のログが指定の数よりも大きくなった時に削除するログの数を設定します:100 万、300 万、500 万、または 1000 万。
- [ログはこれよりも早く作成された] の横のチェックボックスにチェックを入れ、保存する必要がなくなった古いログを消去する時間を設定します。
- [OK] をクリックして保持規則を適用します。
すべてのログをエクスポートする:
- [エクスポート] をクリックすると、ログが .csv ファイルとしてエクスポートされます。
すべてのログを削除する:
- [設定] をクリックします。
- サーバー上でログを保持する必要がなくなった場合は、[すべてのログを削除] をクリックして、このアクションを確認します。
ログ サーバーにログを送信:
Active Backup for Business のログを syslog server に送信できます。
- [設定] をクリックします。
- [ログ転送] タブの下で、[ログを syslog server に送信] にチェックを入れます。
- syslog server の情報を入力してください。
- サーバー:syslog server のホスト名または IP アドレスを入力します。
- ポート:syslog メッセージを受け取るために使用される syslog server のポート番号を入力します。
- 転送プロトコル:syslog server と同じ転送プロトコルを選択してください。
- UDP:UDP はユーザ データグラム プロトコルの略語です。それはより単純化されたメッセージに基づいた接続プロトコルです。それはより高速ですが、しかし、セキュリティが弱く、エラー是正がないという欠点があります。
- TCP:TCP は通信コントロール プロトコルの略語です。フロー コントロールは新しいパケットを処理する前に、パケットがすべて正常に送信されることを保証するために使用されます。[TCP] を選択すると、[SSL による安全なログ転送] を有効化して、信頼された証明書をインポートすることができます。
- ログ メッセージのフォーマット:ログのフォーマットを選択します。
- [テスト ログを送信] をクリックしてテスト ログを syslog server に送信します。
注:
- デフォルトのポート番号は 514 ですが、異なるポートも使用することができます。適切なポート転送規則を構成してください。
- Log Center のパッケージをインストールして、Synology NAS を syslog server に変えることができます。
タスク履歴
実行された各タスクに関する詳細情報を見て、[タスク履歴] タブでタスクのログをエクスポートすることができます。
実行されたタスクの詳細を表示するには、以下のいずれかを行います。
- 表示したいタスクをクリックし、[情報] をクリックします。
- 表示したいタスクをダブルクリックします。
参照用の情報ウィンドウが起動します。
情報ウィンドウでは、以下の詳細を見てダウンロードすることができます。
- 時間:タスクが行われた時間。
- 転送サイズ:転送されたデータのサイズ。
- ログ リスト:タスク中に起きたすべてのイベント。ログの上でマウスを動かすと文章全体を見ることができます。
ファイル サーバーのバックアップ タスクの場合、追加のインジケータが、正常に処理された、部分的に処理された、または処理できなかったファイル数を表示します。
VM のバックアップ タスクの場合、追加のインジケータが、正常に処理された、部分的に処理された、または処理できなかった VM 数を表示します。
タスク履歴ログをエクスポート:
- [エクスポート] をクリックすると、ログが .csv ファイルとしてエクスポートされます。
速度と使用量のレートをチェックする方法:
バックアップ速度と使用量のレートを含むバックアップ情報の要約はログ リストにも記録されます。
- バックアップ速度と使用量のレートを記録したログ エントリを検索します。バックアップ完了の通知がある前の最後のログに記録されています。
- ログの上にマウスを動かして、ログのエントリ全体を表示します。
- 平均のバックアップ速度:1 秒あたりの転送サイズ。
- 使用量のレート:
- スナップショットの作成:スナップショットの撮影に費やされた時間が、合計時間に占めるパーセンテージ。
- ソース ディスクの読み取り:ソース ディスクの読み取りに費やされた時間が、合計時間に占めるパーセンテージ。
- データ転送:データの転送に費やされた時間が、合計時間に占めるパーセンテージ。
- データの重複排除:データの重複排除に費やされた時間が、合計時間に占めるパーセンテージ。
- ファイルへの書き込み:ファイルの書き込みに費やされた時間が、合計時間に占めるパーセンテージ。
レポート
Active Backup for Business では、調整可能で詳細なレポートの生成に対応しています。レポートは IT admin の方がバックアップ パフォーマンスを定期的に監視する目的で使用できます。このレポートは [概要] タブのほとんどの情報が含まれています。IT 管理者はリクエスト別に、または構成可能なスケジュール別に日次、週次、月次、および年次のレポートを [レポート] で作成できます。
すべての生成済みレポートは [レポート] タブにリストされています。それぞれの生成されたレポートのエントリの最後で [レポートを開く] をクリックすると、いつでもレポートを見ることができます。
注:今日よりも早い時点で終わるレポートの生成はサポートされていません。
即座にレポートを作成するには:
- [レポートを作成] をクリックします。
- [日次]、[週次]、[月次]、または [年次] のレポート タイプを選択します。
- 日次:日次レポートは過去 23 時間のデータを表示します。例えば、日次レポートが 7 月 22 日の 16:30 に作成されたとすると、7 月 21 日の 17:00 以降のデータが表示されます。
- 週次:週次レポートは過去 7 日間のデータを表示します。例えば、週次レポートが 7 月 22 日の 16:30 に作成されたとすると、7 月 16 日の 00:00 以降のデータが表示されます。
- 月次:月次レポートは過去 31 日間のデータを表示します。例えば、月次レポートが 7 月 22 日の 16:30 に作成されたとすると、6 月 22 日の 00:00 以降のデータが表示されます。
- 年次:年次レポートは過去 12 ヵ月間のデータを表示します。例えば、年次レポートが 2018 年 7 月 22 日の 16:30 に作成されたとすると、2017 年 8 月 1 日の 00:00 以降のデータが表示されます。
- 電子メール経由でレポートを送る場合は、電子メール アドレスを記入して、コンマでそれを区切ります。
スケジュール別にレポートを作成する方法:
- [スケジュール] をクリックします。
- [カスタマイズされたスケジュールに基づいてレポートを生成] の横のチェックボックスにチェックを入れます。
- スケジュール済みのレポート設定を構成します。
- 電子メール経由でレポートを送る場合は、電子メール アドレスを記入して、コンマでそれを区切ります。
レポート概要
- エラー タスク警告:選択された時間中に発生したすべてのエラーがレポートで表示されます。
- ストレージ:異なる時間帯全体におけるストレージ使用量をここで簡単にモニターできます。
- ボリューム情報:Active Backup for Business がインストールされているボリュームのストレージ情報が表示されます。
- 合計バックアップ サイズ:数字はソース側からバックアップされたデータのオリジナル サイズを示しています。変更されたブロック トラッキング、圧縮、または重複排除は含んでいません。例えば、1日に一度 1TB データを NAS にバックアップしている場合、1週間の合計バックアップ サイズは 7TB です。しかし、これは NAS に保存される合計サイズではありません。
- 増分:増分とは PC のサイズ、物理的サーバー、および VM バックアップで複製されたデータにファイル サーバー バックアップの増分を加えたものを指します。各バーの上でマウスを動かすことで、チャートの左上に詳細な増分情報を表示できます。
- 当日に残っている空き容量:この情報は DSM から直接収集されたもので、ボリュームに残っている実際のストレージ容量を表します。
- 容量がなくなると予想される日:容量がなくなると予想される日は、レポートのタイプ (日次/週次/月次/年次) に応じて変化します。
- グラフの凡例:異なるデバイスを示す異なる色があり、濃紺はグラフ上のデータ変更 (増分) を示します。
注:
- レポートを電子メールする前に、電子メール通知設定がすでに DSM > [コントロール パネル] > [通知] > [電子メール] で有効化されていることを確認してください。必要な情報を記入して変更を保存してください。設定の可用性を確認するため、[コントロール パネル] を閉じる前にテスト電子メールを送信することを強くお勧めします。
- ユーザーによるレポートへのアクセスの可能性は、ユーザーの権限およびユーザーが属するグループの権限設定によって変わります。いずれかの権限が [拒否] に設定されていると、ユーザーはレポートにアクセスできません。