このセクションは、実装の制限およびサポートされるさまざまなデバイスの環境に関する重要な情報を説明します。
以下のセクションを参照して、さまざまなデバイスおよび実装に関する要件の詳細について知ることができます。
Active Backup for Business は、Windows プラットフォームで実行されるエンド ポイント デバイスのバックアップをサポートします。
物理的サーバーをバックアップする場合、Active Backup for Business は Windows オペレーティング システムをサポートします。
ファイル サーバーをバックアップする場合、Active Backup for Business は SMB (Windows) および rsync 3.0 以降 (Linux) のプロトコルで実行されるサーバーをサポートします。Active Backup for Business を使用してデータを Synology NAS にバックアップできます。
ファイル サーバーを正しくバックアップして復元するには、ソース フォルダの次のアクセス許可が有効になっていることを確認してください。
このセクションは、VMware vSphere および Microsoft Hyper-V における実装の制限およびサポート対象の仮想マシン (VM) 環境に関する重要な情報を説明します。
VMware vSphere 仮想マシンをバックアップする場合、Active Backup for Business は、以下のバージョンの VMware vSphere プラットフォームをサポートします。
操作を成功させて、Synology NAS と VMware Servers 間の通信を有効化するには、以下の TCP ポートが必要になります。
TCP ポート | 場所 | 注意点 |
---|---|---|
443 | vCenter Server、ESXi ホスト | VMware インフラストラクチャ (vCenter Server および ESXi ホスト) への接続に使用されるデフォルトのポート。vCenter Server と ESXi ホスト上で開いている必要があります。 |
902 | ESXi ホスト | データの転送と移動に使用されるポート。ESXi ホスト上で開いている必要があります。 |
Hyper-V のバックアップに Active Backup for Business を使用する場合、Hyper-V ホストに Data Mover をインストールが必要です。したがって、ホストのシステム ボリュームにストレージ用空きスペースとして 512MB 以上が必要です。
Microsoft Hyper-V 仮想マシンをバックアップする場合は、Active Backup for Business で以下のバージョンをサポートします。
バックアップと復元を実行する際に、一部の Windows 組み込みサービスが利用されるため、以下に示す Windows サービスを有効にする必要があります。一部の設定はデフォルトで有効になっています。インストール後にこれらの設定を変更しない場合は、これらの設定を再度有効にする必要はありません。
バックアップするハイパーバイザーがドメインに追加されている場合は、ハイパーバイザーの管理者特権を持つドメインアカウント (ドメイン名\ユーザー名形式) を入力することをお勧めします。ドメイン アカウントがローカル アカウントと同じで、別のパスワードを使用している場合は、ドメイン アカウント (ドメイン名\ユーザー名形式) を使用してください。
操作を成功させて、Synology NAS と Hyper-V サーバー間の通信を有効にするには、以下の TCP ポートが必要です。
TCP ポート | 場所 | 注意点 |
---|---|---|
445 (SMB ポート) | Hyper-V Host | Hyper-V から Synology NAS にデータを送受信するのに使用するポート |
5510 | Synology NAS | Hyper-V から Synology NAS にデータを送受信するのに使用するポート |
5986 | Hyper-V Host | データの転送および移動時の暗号化処理に使用するポート。このポートは、Hyper-V ホストでオープンになっている必要があります。 |
5985 | Hyper-V Host | データの転送と移動に使用されるポート。このポートは、Hyper-V ホストでオープンになっている必要があります。 |